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家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

だんだん暑さも強くなるこの季節

 

コンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツとは、野菜の近くに植えることで、お互いに良い影響を与え合う植物のこと。「コンパニオン」は「仲間、同伴者」という意味で、家庭菜園では共生植物とも言い、まさに野菜の良きパートナーとなってくれます。

その効果の一つが「アレロパシー(他感作用)」。植物が持つ化学物質による作用で、害虫を寄せ付けなかったり、土壌環境を改善したりします。

虫除け効果だけでなく、様々なメリットがあります:

・害虫を寄せ付けない香りを放つ

・土の状態を改善する

・受粉を助ける昆虫を呼び寄せる

・根から出る成分で野菜の生育を助ける
・畑やプランターに彩りを添える

例えば、マリーゴールドは根から出る成分で線虫を抑制し、バジルはその香りでトマトの害虫を寄せ付けません。また、ハーブ類は料理にも使え、一石二鳥。

今回は、これからの季節に育てやすい数種類のコンパニオンプランツをご紹介します。

野菜作りの強い味方として、ぜひ取り入れてみましょう!

 

定番のコンパニオンプランツ

では、野菜作りの強い味方となる、代表的なコンパニオンプランツをご紹介します!

✿マリーゴールド

効果:・根から出す物質で線虫を抑制 ・アブラムシを寄せ付けない ・黄色い花で害虫を誘引(野菜から遠ざける)

特徴:・4月-6月の植え付け ・暑さに強く、長く咲く ・プランターの縁取りにも最適

✿バジル

効果:・トマトと育てることで土中の水分を調整する ・害虫を寄せ付けない香り ・アブラムシ予防

特徴:・トマトとの相性抜群 ・収穫して料理にも使える ・日なたで良く育つ

✿ニラ・チャイブ

効果:・香りでダイコンサルハムシなどを寄せ付けない ・根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質で、土中の病原菌を減らせる ・

特徴:・多年草で長く楽しめる ・料理にも活用できる ・株分けで増やせる

✿ラベンダー】
効果:・強い芳香で蚊やハエを寄せ付けない ・ミツバチを呼び寄せる

特徴:・香りが良い ・乾燥に強い ・観賞価値も高い

これらは梅雨の6月からでも育てやすく、夏の家庭菜園で大活躍してくれます。野菜との相性を考えながら、組み合わせを楽しんでみましょう!

 

主な野菜との相性ガイド

コンパニオンプランツは、野菜によって相性が異なります。効果的な組み合わせをご紹介します。

◆トマトの相棒

・バジル:水分調整&虫除け ・マリーゴールド:寄生虫であるセンチュウ対策、根の健康維持 ・ニラ:アブラムシ予防

※特にバジルとの相性は抜群です

◆キュウリのお供

・ネギ:根の表面に繁殖するバークホーデリア・グラジオリーという細菌が作る抗生物質が土壌中の有害な細菌を減らす

・パクチー:香りが害虫を退避させ、キュウリの陰の半日蔭でパクチーが育ち茎葉が柔らかくなる

どの組み合わせでも、お互いの生育を妨げないように、適度な間隔を保つことが大切です。

また、それぞれの植物の、水やりや肥料の要求度も考慮して選びましょう。

 

コンパニオンプランツの植え付けのコツ!

コンパニオンプランツを効果的に活用するには、適切な配置が重要です。

◆間隔と配置のポイント

・野菜の根張りを考慮する(ある程度数十㎝は間隔を空ける)

・日当たりを妨げない位置に植える

・生長後の草丈の高さを考えて配置

※特にトマトやナスの近くは、日光を遮らないよう注意

◆開花時期を考えて植え付ける

害虫が活発になる時期に効果を発揮できるように、植え付け時期を調整しよう

・マリーゴールド:6月植付け→7月から開花

・ラベンダー:春に植え付ける→初夏に開花

・バジル:6月植付け→夏中楽しめる

◆景観づくりのコツ

・背の高さでグラデーションに見えるように

・雑草に見えないよう色のバランスを考える

・花の向きも意識する

※実用性と見た目の良さ、両方を楽しめます

植物同士の相性を考えながら、目で見ても美しい家庭菜園を作りましょう♪

 

具体的に家庭菜園で活用するアイデア

コンパニオンプランツを上手に取り入れる、具体的なアイデアをご紹介します。

◆畝の端に植える

・畝全体を守るように、両端にマリーゴールドを一列に ・害虫の進入を防ぐ壁に・通路からも見やすく、管理しやすい

◆プランターでの混植

・大きめのプランターで野菜と一緒に ・トマト&バジルの定番コンビ

◆ハーブガーデン風に

・野菜畑の一角をハーブコーナーに ・バジル、ラベンダー、チャイブなどを集めて ・見た目も香りも楽しめる空間に

 

ハーブ類は、料理にも使えるので二度楽しむことができますよ♪

例えば、ミニトマト1株の周りにマリーゴールドを2~3株大きめのプランターに配置すれば、害虫対策にもなり、真っ赤なトマトとオレンジや黄色のマリーゴールドの花が、まるで小さな太陽のようですよ♪花と実の色のグラデーションが、ベランダを明るく彩ってくれます。

夏の暑さに強い2つの植物で、観賞価値と実用性を兼ね備えた、長く楽しめる組み合わせです!

小さなスペースでも工夫次第で、素敵な家庭菜園が作れます!

 

コンパニオンプランツの活用法、いかがでしたか?

害虫対策になったり、野菜の生育を助けたり、さらに庭やベランダを彩ってくれる、まさに一石三鳥の園芸の技ですね。

マリーゴールドやバジル、ラベンダーなど、今の時期から始められるものも多いので、ぜひ野菜作りに取り入れてみてください。

野菜とハーブ、野菜と花…それぞれの相性を考えながら、自分だけの素敵な組み合わせを見つけてみましょう。

コンパニオンプランツを取り入れることで、きっと家庭菜園がより楽しく、より豊かになるはずです!

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