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家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

ミニトマト、プチトマト…どちらも小さなトマトのことですが、みなさんはどちらで呼んでいますか?

実は私も自然に『プチトマト』と呼んでいたのですが、検索する時に『ミニトマト』が正式名称のように思い…実はこれ多くの方が経験する”あるある”で、この2つの呼び方にはちょっと面白い裏話があったんです♪

 

「プチトマト」がヒットした1980年代

「ミニトマト」と「プチトマト」この2つが混同してしまったのはミニトマトが人気になるきっかけとなった品種が「プチトマト」だったからなんです。

トマトの種類でなく、タキイ種苗さんが発売したトマトの品種名です。

昔はトマトといえば大玉トマトであり、ミニトマトはほとんど流通していませんでした。タキイ種苗さんが1979年に発売すると、大ヒットし「プチトマト」が小さいトマトの代名詞のように使われるようになりました。比較的場所を取らずに育てられ、たくさん収穫できるプチトマトの登場によって、小さいトマトもメジャーになり、他社も開発し販売を行うようになりました。

ミニトマトの人気を呼ぶきっかけとなったプチトマトですが、実は販売は2007年に終了しており、今はもう市場に出回っていません。

プチトマトのヒットによって、ミニトマトの流通量が増え、さらに食味が良く、栽培がしやすい品種が開発されたためです。

 

一般的な総称は「ミニトマト」ミニトマトの紹介

プチトマトは品種名だったわけですが、一般的な名称は「ミニトマト」です。ミニトマトは「10-20g程度の小さなトマトの総称」になります。

トマトの種類は大きく4つに分かれています。

■大玉トマト:約7-8cm、200g以上

■中玉(ミディ)トマト:約5cm、50-200g

■ミニトマト:約2-3cm、10-20g

■(特定品種マイクロトマト:約1cm、1-2g)

 

ミニトマトは実は大玉トマトより栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富で、リコピンの含有量は2倍から3倍ともいわれます。

 

ちなみに、海外での呼び方

では、「ミニトマト」は世界的にそう呼ばれているのでしょうか?

これも異なっており、ミニトマトは日本固有の呼び名です。

アメリカやイギリスでは「Cherry Tomatoes」が一般的です。確かに、形も大きさも真っ赤なサクランボ(チェリー)によく似ていますよね。

さらに補足すると:

  • イタリアでは「pomodorini」(小さいトマトの意味)
  • フランスでは「tomates cerises」(これもチェリートマトの意味)
  • ドイツでは「Kirschtomaten」(これもチェリートマトの意味)

世界的に見ても、その見た目からチェリー(サクランボ)に例えることが多いのは面白いですね♪

 

日本で親しまれた「プチ」は、フランス語で「小さい(petit)」という意味。1970年代後半、おしゃれな響きとして受け入れられたのかもしれません。

 

「プチトマト」が実は品種名だったとは知りませんでした!プチ雑学、誰かに話すちょっとした話題にいいかもしれませんね笑

現在では『ミニトマト』が一般的な呼び方として定着しているので、家庭菜園の情報を探す際は『ミニトマト』で検索するとより多くの栽培情報が見つかりますよ!

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