今回は「日本農業検定」についてご紹介させていただきます♪

 

みなさんが持つ「農業」のイメージってどんなものでしょうか?

単に、農作物を栽培する仕事と考えている方も多いかもしれません。農業の基本的な役割は私達の命を支える食料生産ですが、それにとどまらず、衣料の素材や住居の素材、医薬品の原料生産、バイオマスを利用したエネルギー生産にも関わっており、農業は私達にとって大変重要なものとなっています。

 

「日本農業検定」とは?

「日本農業検定」とは、一般社団法人 全国農協観光協会が運営し、平成23年から毎年1月に実施している検定で、今回で12回目となります。

「日本農業検定」は、農業の知識が全く無くこれから農業を学ぼうとする方、家庭菜園や体験農園など栽培についての経験のある方、仕事や趣味で農業の知識を必要とする方など農業の基礎知識を学びたいみなさんのための検定です。

この検定では、「農業全般」「環境」「食」「栽培」の4つの分野を設けており、「農」の基礎的な知識を3級から1級まで、段階的・継続的に習得できるようになっています。

この検定を通じ、農業への理解を深め、一人ひとりが食の安全・安心について高い関心と必要な知識を持ち、将来様々なかたちで農業の担い手や応援団になることが期待されています。

 

受検対象と受検方法は?

「日本農業検定」は、誰でもどの級からも受検することができます。実技試験なども必要ありません。小中学生から一般の方まで幅広く受検できるようになっています。

受検方法は個人受検と団体受検の2通りあり、個人受検は全国に約300か所あるCBT会場を利用できます。団体受検は5名以上から学校や会社の会議室などで受検できるようになっています。

 

受検することで得られるものとは?

現在、小中学校では栽培学習や生物育成が新学習指導要領で必修化されています。

小中学校、高校、特別支援学校では授業の振り返りや自己啓発に活用でき、進学時の履歴記載事項にも記載できます。

また大学では農業や食を学ぶ学生が就職のための資格取得、教育系の大学では技術科の先生を目指している学生が受検をしているようです。

 

また、一般の方については家庭菜園や市民農園、体験農園など農業に興味のある方、栽培を学んでいる方にとって役立つ、趣味や生活に活かせる資格です。

農業関係の企業でも一定の農に関する知識を身につけていることを示すことができ、スキルアップに繋がります。

 

日本農業検定で取り上げるテーマと受検レベル

日本農業検定で取り上げるのは、作物の「栽培」だけでなく、「農業全般」「環境」「食」の4分野の基礎知識の習得を目指します。

いずれも基礎的な知識を出題範囲としていて、知識の範囲やレベルに応じて3級から1級まで3段階設定されており、どの級からも受検可能です。

 

3級では、「農」の入門レベルを想定し、プランター栽培など、これから農業を学びたい方向けで、試験問題は50問、試験時間50分、正答率は60%です。

2級では、3級に合格された方や家庭菜園や体験農園に興味のある方、既に畑で栽培をしている方向けで、試験問題は70問、試験時間は70分、正答率は60%です。

1級は、2級・3級の集大成として農業の総合的な知識を深められます。試験問題は70問で、試験時間は70分、正答率は70%です。

 

出題範囲を詳しく知りたい方はこちら!

日本農業検定試験内容 | 日本農業検定公式サイト (nou-ken.jp)

 

テキストや勉強方法、申し込み方法について

2024年4月1日(月)より改訂新版初級(3級)、5月31日(金)より改訂新版中級(2級)、6月28日(金)より改訂新版上級(1級) のテキスト販売が開始されました。

検定試験だけでなく学習や実習に役立つ内容を多数記載していて、農業書や作物栽培のマニュアルとしても活用できます。

 

過去問題集の販売は行っていないので、過去問題(過去3年間)はwebサイトでをご確認ください!

過去問題 | 日本農業検定公式サイト (nou-ken.jp)

 

第12回の開催詳細と申し込みについては以下になります!

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●実施日程:2025年1月7日(火)~ 2025年1月16日(木)

●申込期間:2024年12月2日(月)~ 2024年12月26日(木)

●受検資格:どなたでも受検できます。

●検定会場:全国47都道府県、最寄の会場を選択可能。CBT会場一覧(※CBT-Solutions社の試験システムを利用)

 ■テストセンター | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

●検定時間:各会場で設定された時間帯の中から、好きな時間を選択可能。

●試験時間:【3級】50分、【2級】70分、【1級】70分)

●受検料(税込):【3級】4,400円、【2級】4,900円、【1級】5,800円

●支払方法:クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy(ペイジー)決済

●領収書:申込期間終了時点よりマイページに領収書ボタンが表示され、ご自身で出力。

●合格基準:2級・3級正答率原則60%以上で合格。1級については正答率70%以上。

      ただし、問題の難易度により若干の得点調整を行う場合があります。

※受検する際は、受検規約やプライバシー・ポリシー等をご確認ください。

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公式HPには、もっと詳しい情報も掲載されています。

日本農業検定公式サイト (nou-ken.jp)

 

家庭菜園・栽培に興味がある、楽しまれているみなさんは関心の高い検定ではないでしょうか?私は最近ある試験を受けた際に、テキストを買って勉強し始めて、もっと早くに受けていれば良かった!と思いました。

今まで手探りでかいつまんで得ていた知識がまとまって載っていて、なんとなく覚えていたこともテキストを見ると、こういうことだったのか!ということも多かったです…ちゃんと勉強することは近道だな、と改めて思いました。

 

検定を受けなかったとしてもテキストを傍らに置いて学びたい…

今回、家庭菜園SNS菜園ナビでは新たに「日本農業検定」のバナーとリンク先を設置させていただき、併せて無料で参加できるテキストプレゼント企画も実施しています!※現在募集は終了しています。

気になった方は菜園ナビ公式コラムをご覧ください!

■菜園ナビさんの日記: 2024/7/5(金)「日本農業検定」のご紹介★バナー設置記念で、10名様にプレゼント! 

 

※写真は過去開催された(株)オーレック主催「草の日フォトコンテスト」の受賞作品から引用させていただきました。

[家庭菜園SNS菜園ナビ]https://saien-navi.jp

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