こんにちは、菜園ナビ事務局のRです。
栽培をしていて、鳥や動物に作物を食べられてしまった、という経験をされた方は多いのではないでしょうか?
ナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビのユーザー)のごつさんも大切に育てていた作物が被害にあってしまったようです。
菜園ナビ内「教えてください!」のコーナーに投稿された内容をご紹介します。
「教えてください!」とは、作物を育てる上で出てきた困りごとやお悩み、相談事を投稿し他のナビラーさんのコメントやアドバイスを募集するコーナーです。
「雪も溶けたので、残っているダイコンを収穫してしまおうとしたら、何と・・・(@_@)ショック!囓られていた!
ハクビシンかアライグマですかね?
去年2回ほど土をほじくり返されたり、糞が置いてあったりました。どうしたもんでしょう?」
なんと、大根が派手にかじられてしまっています・・
ナビラーさん達からコメントが寄せられました。
ハクビシン?アライグマ?はたまたねずみ?ヌートリア?という声も
たけさん
「最初のはハクビシンとかアライグマもそんな感じで食べそうですけど、紅くるり?
左側の大根はつついたような感じにも見えるけど穴がでかいからやっぱりハクビシンとかなんでしょうかね・・・しかしショックですね。」
まるさん
「ねずみって事はないですか。」
ヒロスキーさん
「「食害の穴が大きい」ことと、「歯形」からハクビシン説に1票!正確には、足跡があれば分かりやすいですね。
念のため、ヌートリア説を検証してみました。
ヌートリアの分布域に福井県入ってます。ヌートリアは大根食べます。ヌートリアの歯形が写真と一致します。
結論として、ヌートリアを疑った方がいいかもです。
ごつさんの地域にヌートリアの目撃情報があるか、行政に確認した方がいいと思います。」
各動物たちの特徴
ハクビシン、アライグマ、ヌートリアの特徴をご紹介します。
・ハクビシン
ハクビシンは、ジャコウネコ科ハクビシン属に分類され、日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類。
額から鼻にかけて白い線があることが特徴で、名前の由来とも言われています。
ハクビシンは甘いものを好むため、野菜や果樹が被害にあうことも。
・アライグマ
アライグマは、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。
アライグマ属に属する動物のうち最も広く分布していると言われています。
雑食性なので、野菜や果物以外にも木の実、穀類なども食べるそうです。
・ヌートリア
ヌートリアは、哺乳綱齧歯目ヌートリア科またはアメリカトゲネズミ科ヌートリア属の小型哺乳類。
南アメリカ原産で、日本には本来分布していない外来種で、雑食性です。
ごつさん
「皆さん、コメントありがとうございます。
ちょうど雪が消えたあとなので、足跡の確認はできませんでした。
ヌートリアですか?こちらではまだ聞いたことがありませんね。市役所で確認してみます。
去年の4月に同じ畑で害獣に穴を掘られ、野菜をひっくり返しました。同じ害獣かどうかはわかりませんが。
穴の周囲には足跡らしいものも?違うかな?
1㎞ほど離れた別の畑では、スイカを囓られました。
これはきれいに囓られていたので、ハクビシンではないかと思いました。
去年までは害獣被害はなかったのですが・・・。困ったものです。」
足跡が確認できず、結果的に犯人はわからない状態ですが・・何かしらの対策を行っておいて損はないようです。
鳥や動物から作物を守ろう
鳥や動物による作物の被害を減らすための対策法をいくつかご紹介します!
・匂いや色で侵入を防止する
それぞれの動物が嫌いな匂いや色のシートが販売されているので、柵やロープに吊り下げて追い払うことができます。
獣よけ線香も販売していますが、人間にも強烈な匂いなので使用には注意が必要です。
・柵を設置する
農地の周りを囲うように柵を設置します。低いと簡単に飛び越えられてしまうため、ある程度高さが必要になります。
・超音波で撃退する
超音波や強力なフラッシュライト、威嚇音などが出る機械で撃退する方法も。
・防鳥ネットやテグスを使う
網目が小さいほど、小さな鳥や動物も防ぐことができます。
カラスは翼が障害物に触れるのを嫌うため、テグスを張り巡らせるのも◎。
・反射テープを使う
キラキラと光るテープを野菜の上に張り巡らせることで、スズメなどの対策ができます。
あたたかくなるこれからの季節、動物達も動き出してくるかもしれません。
大切な作物を守れるように、これらの対策もぜひ試してみてくださいね。
ごつさんの実際のやり取りはこちらからご覧いただけます!
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