こんにちは!

家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです!

涼しくなってきて秋めいてきましたね♪秋と言えば、読書の秋、運動の秋…

何をするにもいい季節ですが、家庭菜園をされているみなさんにとって、食欲の秋!は関係するところではないでしょうか。

秋は食べ物も美味しく、秋ナスや栗、カボチャ、そしてサツマイモ!!

本日はサツマイモについて、お話したいと思います。

 

サツマイモについて

サツマイモは、肥大した根の部分を食用にするヒルガオ科サツマイモ属の多年生植物です。甘藷(かんしょ)や唐芋(からいも)ともよばれます。

中央アメリカ原産で、ヨーロッパ、中国、日本などへ広まり、各地で栽培されています。

日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。、

 

食用される塊根部分はデンプンやビタミン類を豊富に含み、焼酎原料や飼料にも利用されます。炭水化物、食物繊維、ビタミンC、カリウムなど様々な栄養素を含み、高温や乾燥に強く無肥料でも育つ丈夫な野菜であるため、歴史的にも数々の食糧難の危機を救ってきました。

収穫から時間がたって追熟することで美味しくなるので、長く楽しめるのも魅力です。

サツマイモはゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素の働きで甘くなるので、じっくり蒸したり、オーブンで焼くとその甘さを楽しめます。

 

サツマイモの育て方について

サツマイモは高温や乾燥に強く、やせた土地でもよく育つ丈夫な野菜です。

窒素分が多すぎるとイモが太らず「つるボケ」してしまうため、元肥は最小限に抑え、ツルを繁茂させないのが栽培のポイントです。

育て方については、過去の記事をご覧ください♪

秋の味覚、サツマイモの育て方をご紹介♪ 

 

その他、サツマイモ栽培に役立つ記事もたくさんあるので、ご参考ください!

ジャガイモの後作にサツマイモは問題ない?虫害対策や、黒マルチをして気をつけることとは?

理想のサイズのサツマイモを収穫するには?いい植え方や適した品種があれば教えてください!

 

サツマイモの品種

主流は、食感がホクホク系の品種で「紅あずま」「高系14号」「鳴門金時」が代表とされます。

最近は種子島特産の「安納芋」に代表されるねっとり系のサツマイモも話題になり、好みの食感で品種を選べるようになってきました。

しっとり系でいえば「紅はるか」も話題に上がります。

焼酎に使われる果肉が白い「小金千貫」も有名で、アントシアニン色素を含む果肉が紫色の「パープルスイートロード」なども人気があります。

 

下記に上記一部の品種の特長をまとめました。

鳴門金時:高知県で育成された「高系14号」という品種の系統選抜で、おもに西日本で流通しています。形が美しく、栗のようにホクホクとしていて上品な甘味が特長で、特に焼き芋にするとおいしいサツマイモです。

安納芋:種子島の特産として知られるサツマイモで、一般的には表皮が赤く「安納紅」とも呼ばれているものですが、その中から表皮の色が白いものを選抜育成していったものが「安納こがね」です。 どちらも甘みが強く、水分が多く粘質性で焼くとねっとりした食感になります。

紅はるか:「べにはるか(紅はるか)」は、2010年(平成22年)に品種登録されました。農研機構の九州沖縄農業研究センターにおいて「九州121号」と「春こがね」を交配させたねっとり系の新しい品種で、焼きいもにすると甘くしつこくなり、糖度は50度超えるという驚異の高糖度です。外観や食味がほかの品種より「はるか(遙か)」に優れることが名前の由来だそうです。

 

今注目の品種「あまはづき」

「あまはづき」は2021年8月に出願公表され、2024年に品種登録されたサツマイモの新品種で、一般的なサツマイモの収穫最盛期よりも早く8月(葉月)に収穫できること、貯蔵しなくても収穫直後の早い段階から甘くて美味しいことを表すため「あまはづき」と命名されています。

 

近年はねっとり系の甘いサツマイモの人気が高まっており代表的な品種と言えば「べにはるか」ですが、その食感と強い甘みを出すためには収穫後1ヶ月以上貯蔵する必要があります。

収穫直後は甘みが弱く、食感も粉っぽくホクホクとした食感です。そのため一定期間低温で貯蔵し、でんぷんを糖化させて甘くする必要があり、出荷は早くても9月下旬で、本当においしい焼き芋が食べられるのは、年が明けた1~2月頃でした。

それに対して「あまはづき」は、収穫直後からねっとりとした食感と甘みがあることが特徴とされています。8月の収穫直後からねっとりと甘みの強い焼き芋が作れるため、焼き芋ブーム真っただ中の世のニーズに応えることができ、産地直送や芋掘りイベントといった需要にも合致します。

 

最近メディアでよく聞いた「あまはづき」!今は旬の時期も過ぎてなかなか手に入りにくいので、出会った人はラッキーです★

来年以降も要チェックで、サツマイモ栽培をされている方はぜひ来年の栽培の候補にしてみてはいかがでしょうか?

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