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菜園ナビ運営事務局のワイです♪

先日、有機JAS規格、グローバルGAPについて取り上げましたが、今回は、同じくオーガニック関連の言葉で聴くこともある「無農薬栽培」「減農薬栽培」「自然農法」について話していきたいと思います。

■「有機JAS規格」「グローバルGAP」とは? – 菜園ナビまとめ

 

一般的に普及している慣行農法は、農薬を使って栽培中に発生する病気・害虫を抑制したり、化学肥料で成長を促したりします。対して、農薬化学肥料の影響を減らして作物を育てるために生まれた農法が、無農薬栽培や減農薬栽培、自然農法です。

野菜

 

無農薬栽培、減農薬栽培と表示するのは禁止

無農薬栽培も減農薬栽培も、農薬を一切、または極力使わないため、病害虫の発生や雑草の繁茂に対処するのが難しく、収穫量が減少する中で農家の方は安全性に対する努力されています。

ただ、安易に表示するのは消費者の誤解を招く可能性がある為、栽培中に農薬不使用、削減していても、現在は「無農薬」「減農薬」と表示することが禁止されています。「栽培期間無農薬」と謳うこともあります。

 

無農薬栽培と減農薬栽培

無農薬栽培とは、その名の通り、栽培期間中に全く農薬を使用しない栽培方法のことを意味します。農薬を使わないことで、作物に農薬が残留するリスクを減らし、消費者に安全な食品を提供することを目指しています。

ただ、実際には土壌に農薬が残っていたり、他の畑から飛散してくることも考えられます。販売されている種には消毒を施された種が多く、また、購入した苗を使う場合も同様です。農産物に全く農薬を含まないことを示す基準がなく、第三者機関が認定しているわけではありません。

減農薬栽培とは、使用する農薬を削減して栽培する方法を言いますが、無農薬栽培と同様に、明確な基準や認定機関がないため、どのくらい農薬を減らしているのか、どんな農薬を使っているのかは分かりません。

 

自然農

自然農法とは、耕さず(不耕起)、除草せず(無除草)、肥料を与えず(無肥料)、農薬を使わず(無農薬)に作物を栽培する方法です。自然農法の手法は、考案者(自然農法の種類)や実践している人によって異なり、明確な定義があるわけではありません。ある程度農業や野菜に関する知識を持った農家により実践され、地域や圃場によってその方法はさまざまです。

土壌の生態系を維持しながら、自然本来の力、作物自体が持っている力を最大限に生かした農法という点では共通しています。基本的には農薬や肥料を使わず、できるだけ燃料を必要とする機械を使わずに、「自然にまかせて」「自然の力で」「自然を模した環境の中で」野菜が持つ生命力を生かして、その土地に合ったやり方で栽培する漠然とした枠組みです。

 

有機栽培では農薬による健康被害のリスクは低くなりますが、農薬を使わないからといって自然界で発生した作物の病気や害虫にもリスクはあります。家庭菜園をしている方は理解がしやすいかと思いますが、栽培方法で安全安心かを判断するのではなく、手に取った野菜の生産地、生産者、栽培方法にぜひ関心を持っていただきたいと思います。

農家の方のこだわりを知って、自分が食べたい作物を選んで食べてほしいです。

そして、よければぜひご自身でも育ててみてくださいね♪

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