こんにちは!
菜園ナビ運営事務局のワイです♪
7月も終盤、家族や周囲が夏休みに突入したという方も多いのではないでしょうか?
激しい暑さなので、外で活動する時は動脈を冷やして体温を下げることもおすすめです。
本日は、秋の植え付けに向けて苗を育てます!セルトレイの扱いについてのお話。
セルトレイとは?
セルトレイとは、小さいポットをたくさん連結させたトレイで、発芽から育苗までをスムーズに行うための資材です。
セルトレイとプラグトレイは同じものを言うことが多いですが、プラグ(2つのものをつなぎ合わせるクサビ)とセル(穴・個室・小さなポット)の言葉の意味の違いから使い分ける方もいます。
セルトレイの使い方は、タキイ種苗さんのwebサイトが参考になるのでご紹介いたしますね。
■春の家庭菜園シーズン到来!初心者におすすめ!“セルトレイ栽培” (takii.co.jp)
引用:◆タネ播きから発芽までの管理
① セルトレイに土を詰めて底面から水が出る程度に水やりをします。
② 土に水がなじんだら、ひと穴ごとに指で1cmくらいの穴をあけ、タネを播いていきます。葉菜類やハーブの場合、比較的大きめの種子は1穴当たり2~3粒、小さな種子は4~5粒が目安です。
どんな場所で育苗をしていますか?
それでは、このセルトレイの扱いについて、ゆうすけさんが質問を投げかけました。
セルトレイでの育苗
そろそろキャベツや白菜の種まきシーズンがやってきますが、皆さんはどのような場所でセルトレイでの育苗をしているのか教えて欲しいです。
今まで畑に直播していましたが、今年からセルトレイで育苗してからと考えていますが、ビニールハウスはなく簡易温室だと外に置いておくと、風で飛ばされる心配があるので、畑にマルチをひいてその上にセルトレイを置こうと思っていますが、実際にどのようにしたらいいかアドバイスを頂ければと思います。
写真等もあれば参考にさせてください。
夏の育苗、注意すべき点も多そうですよね・・・皆さんどうしているのでしょうか?
ナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビ)のみなさんが答えます。
日陰で育苗します。
この暑さの中、芽が出たばかりの植物に直射日光は過酷です。日陰で育苗する方がほとんどです。
六実のおじさんさん
私は白菜、キャベツは植えました。残ってるのは、ブロッコリーとロマネスコ。
使ってるのは36穴セルトレー。大きいと培養土も必要としますので、これくらいかな。
車庫(コンクリート)の上に置きましたが、アドバイスを受けてミカンの木の下で育苗中です。
フォルサさん
プラグトレイに2〜3粒播種して日陰(倉庫内)で発芽を待ちます、発芽したら7センチポットに上げます、そのまま育苗して育ったら畑に定植、根付いたら弱い株を間引いてます
8月下旬に、暑さが落ち着いてから始めます。
かただんごさん
私はベランダの隅で、3号ポットかセルトレイで育苗です。
これまでは7月下旬に播種することが多かったですが、近年の気候状況を考えて昨年は8月下旬にずらしました。その結果、育苗も定植も順調だったので、今後は8月下旬に始めることにしました。
yuituさん
私はそんなに多くないのでポリポットに播種してます。プラグトレイからポリポット移植も結構手間かかるので
うちもかただんごさんと同じでベランダで夜が涼しくなってきたら種を蒔きます。
昔と違うこの暑さ…気温や気候を見て、育苗の時期も考えた方が良さそうです。
地面から浮かしています。コンクリートからの熱対策とナメクジ防除!
たなかやさん
ビール空き箱の上、地面から30cm程浮かして、育苗しています。
でんぱぱさん
私は苗の数が少ないので、自宅にセルトレイを置いています。よく使うのは72穴ですかね。
セルトレイ単体だと移動の際曲がってしまうので、アンダートレイ(カゴ)に入れています。
発芽したらしばらくは玄関に入れたりしています。夜間外に置いておくとナメクジの絶好の餌になってしまいますので。
CREWママさん
セルトレイを使ってます。今日、初めてプラグトレーにしました。今はトウモロコシ苗を栽培中です
日差しを避けるためにズッキーニのプランター下。
コンクリートの照り返しを防ぐためにレンガで地面から浮かせ、洗濯ネットに入れてナメクジ軍団を防いでいます
暑さとナメクジ対策でも、地面から浮かせた方が良さそうですね。
柔らかい苗を守るため、ナメクジ対策はさらに念入りにネットを被せても◎
高温対策は必須!
ペンギンさん
不意の外出でも大丈夫なように、土の量が多い5×5連結ポット(50穴トレイより容量多め)を使って、湿らせたタキイの種まき培土に一粒まきして、イネニカ覆土して苗作りします。
先発隊の6/23まきのブロッコリー・カリフラワー・芽キャベツの状況は、
簡易ビニール温室のビニールを取り払った棚(冷床棚)の上で、熱を吸収しないように、裏側には100均のガスコンロ油ハネガードマット、連結ポットは白いトレイ(育苗箱相当)で管理しています。
右側の冷床棚は雨が直接当たらないように、軒下に設置して55%オフの遮光遮熱カーテン(購入時は500円の日除けネット)で上部を覆って、育苗しています。
ペンギンさんは、しっかりと立体的にスペースを確保して育てています。たくさん育苗するには、ラックやシェルフを活用するのも良いですね。
Naoさん
暑い時期の育苗は、高温対策が必要ですね。
木陰での育苗や、寒冷紗を使うのが無難です。セルトレーを使う場合、どの時期でも同じですが、トレイを地面から浮かせて置くように工夫する必要があります。コメントされた、たなかやさんのやり方は正解です。
なぜかというと浮かせることによって根がセルトレーからでないということですね。
キャベツは大量に植える場合はセルトレーがいいとは思いますが、自分の場合、8cm~12ccmポット種を蒔いて、鉢上げして、育ったものを植え付けています。
細い根を取り除いていじめてあげてしっかりしたキャベツにするという感じですかね。
地面から浮かせるのには、根がセルトレイから出て行かないというメリットもあるそう。
みなさんセルトレイに種をまいた後、扱いには十分気を付けていらっしゃいました。
今の時期から、秋冬に向けて育苗を始めた、という方も多いのではないでしょうか。
今から本格的な夏を迎えます。植物に適した環境を作るために、本日ご紹介した点に注意して、セルトレイを活用してみてはいかがでしょうか?
本日の実際のやり取りはこちらからご覧いただけます!
■ゆうすけさんの日記: セルトレイでの育苗 (saien-navi.jp)
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