こんにちは!

菜園ナビ運営事務局のワイです。

2月は節分に始まり、旧正月、バレンタインとイベントが多いですね!祝日も多い。そして短い。そして今年はうるう年。盛りだくさんです!

そんな2月なのですが、去年の今頃、家庭菜園SNS菜園ナビでは害虫対策について話題になりました。

てんてんさんが尋ねます。

 

ヨトウムシと青虫対策

昨年はヨトウムシと青虫の被害が大きく

STゼンターリ顆粒水和剤を使ったら効果があるのは数日

まめに撒けば良いのでしょうがコストが(⌒-⌒; )

特にトマトを守りたいのですがおすすめな対策方法あったら教えてください

 

ヨトウムシと青虫。暖かくなるにつれ、被害が広がりそうな虫達です。ナビラー(菜園ナビのユーザー)のみなさんは何か対策をしているのでしょうか?アオムシはモンシロチョウの幼虫ですが、ではヨトウムシとは?

効果的な対策は?みなさんのコメントを見ていきたいと思います。

 

ヨトウムシとは?

ヨトウムシとは、夜行性の蛾の幼虫の総称で、主な種類はヨウトウガ・シロイチモジヨトウ・ハンスモンヨトウです。幼虫も夜行性で、夜になると地中から出てきて、植物の葉や実を食べてしまいます。

夜に食害をすることから、「夜盗虫(ヨトウムシ)」と名付けられました。

冬の間土の中で越冬し、暖かくなる4月頃に頃孵化します。ヨトウムシは卵の数が多いだけでなく、6月頃成長した幼虫は4cm近くにもなり、活動範囲も広く、たくさんの農作物に被害を与えてしまいます。

ヨトウムシは白菜やキャベツ等、アブラナ科の野菜を好んで食し、若い幼虫は葉の表皮と葉脈を残し葉肉部だけを食害するので、葉の表面がボロボロになってカスリ状になります。

葉裏の卵や幼虫の食害痕やふんを発見したら、早期に葉ごと取り除いて捕殺し、処分します。姿が見えない時は、幼虫が植物の根元付近の地中や物陰に潜んでいるので、土を軽く掘り返したり、棒などで探すと見つかることもあります。

 

以前ハクサイに対する虫の被害でも、ヨトウムシを取り上げました。みんなを悩ませる害虫です…。

■ハクサイが食べられている!みんなが頭を悩ます虫害対策、みなさんはどうしてますか? 

 

ヨトウムシに効く薬剤は?

てんてんさんから名前の挙がったSTゼンターリ顆粒水和剤は住友化学園芸さんの天然成分で効果をあらわす薬剤です。環境への影響も少なく、オーガニック栽培でも使用可能。収穫前日まで使用できるのは嬉しいです◎

てんてんさんの投げかけにコメントが集まりました。

 

くのさん

ホームセンターなどで手軽に手に入るのは、20gで少ないですが、でも効果ありますよね!

「ゼンターリ顆粒水和剤」の商品名で、100gと500g入りがネット購入できる時代です。「ST」が抜けているので成分に違いがあるかもしれませんが…(違いをご存じの方がいらっしゃったら、ご教授頂けたら幸いです。<(_ _)>

年間消費量を考えてみるのと、他のBT剤もあります。(成分量は同じでも対象昆虫が変わったり、添加量が変わるかもしれないけど、もっと安いのもあったよw

 

確かにゼンターリ顆粒水和剤で検索すると、他の会社のものも出てきます。

BT剤とは、天敵微生物を利用した生物薬剤の一種です。バチルス・チューリンゲンシス(BT)という細菌を利用して、菌の生産する結晶性タンパク質が、昆虫腸内のアルカリ性消化液で分解されると毒素になり効果があります。

 

天花粉さん

キャベツなどにつくアオムシや、ウリ系につくメイガにはBT剤がよく効きます。

が、効果は長くて2週間。雨が降ったら流れてしまうので再度噴霧。新芽が伸びた部分もお薬効果はないから再度噴霧。ひっきりなしに撒くことにはなりますが、100gの袋入で千数百円のを選ぶと数年分あるのでコスパは悪くないです。

 

makokenpapaさん

私はSTゼンターリ顆粒水和剤も持っていますが、複数回散布するのも嫌なので、トータル減農薬という事で、プレバソンフロアブル5(キャベツなど)を苗の植え付け前に灌注で1回、後は防虫ネットだけで十分防除できます。

これは、家庭菜園家でもわかりやすい使用マニュアルがアップされているので、これを読んで使っています。

ミニトマトなども、原則これを散布使用で1回位です。

 

プレバソンフロアブル5とは、野菜および畑作物に幅広い農薬登録を持つジアミド系殺虫剤で、ヨトウやシンクイムシなどのチョウ目害虫、ハモグリバエ類などに高い防除効果があります。ジアミド系は、昆虫の筋肉に作用します。

makokenpapaさんは、効果が高いものを一度だけ使って、減農薬にしているとのこと。

 

てんてんさん

昨年トマトは7割虫にやられて(^_^;)やはり防虫ネットでの物理的ガードが効果高いんでしょうね

トマト栽培全体を某地ネットで囲むか(囲むのも肥料や収穫など大変そうだしコストも(⌒-⌒; ))実なったトマトにネットをかけるか(鳥やハクビシンからまもれるかな?)迷うところです

天花粉さんとmakokenpapaの情報を元に、コスパなども含め家に適した方法を考えてみます

情報ありがとうございます

 

敵(虫)の正体を知ることも大事!トマトにつくのは「タバコガ」かも。

天花粉さん

トマトに被害とのこと。本当に「ヨトウムシ」と「アオムシ」ですか??

お薬を使うにはまずは敵を知ることから。うちのトマトとナスは「タバコガ」「オオタバコガ」の被害でした。こちらにはBT剤は効かないので別の対策が必要になります。

 

てんてんさん

青虫は間違いありません
ヨトウムシではなくナノクロムシの可能性もあります

気持ち悪かったらごめんなさい↓

 

makokenpapaさん

トマト系はタバコガだと思いますが、被害が出始めたら、ローテーションでフェニックス顆粒水和剤を2回目に使います。

プレバソンは薬剤耐性ができた虫もあるやなしやと聞きますが、私の圃場では効果は出ています。

適切な時期に、適切なものを少ない回数で使うのが、私のやり方には合っているので、そのようにしています。

 

フェニックス顆粒水和剤も昆虫の筋肉に作用して効果がありますが、有用昆虫に対する影響は少ない薬剤です。

 

beagleさん

トマトでしたら、ヨトウムシ系の被害よりも他の害虫かなと思います。どんな被害だったか写真などあると良いのですが。

 

てんてんさん

何種類かの害虫いましたが写真は残ってなく、1つだけありました

参考になれば良いのですが

 

beagleさん

写真有難うございます。少なくともヨトウムシ、青虫系ではないように思います。

 

たなかやさん

うちに出てくる害虫は、殆どこれです。↓

 

てんてんさん

同じような幼虫もいました。オオタバコガと言うのですね

 

みなさんのコメントから、トマトにつくのは「タバコガ」「オオタバコガ」が多いようですね。

天花粉さんが言うように、害虫も様々な種類がいるので、駆除対象を明らかにして効果ある対策をしましょう!

ただ、なかなか特定作業も難しいと思うので、そんな時に菜園ナビでナビラーのみなさんに見てもらい、アドバイスをもらえると本当にありがたいですね。

 

コンパニオンプランツやインスタントコーヒー、米ぬかトラップなどでも防除!

yuituさん

試してはないですが定番のコンパニオンプランツやインスタントコーヒーも評判が高いのでいいかもしれません。

調べる価値はあると思いますよ。

 

tokinokinenbi25さん

ヨトウムシの駆除に米ぬかトラップもいいようです。

米ぬかを好んで食べるそうです。消化不良を起こして、、、。今年やってみようと思います。

 

コンパニオンプランツは「共生植物」ともいい、違う種類の植物を一緒に栽培することで、病害虫を予防したり、生長を促進したり、養分を供給したり、互いの植物にいい影響が出る組み合わせのことをいいます。

インスタントコーヒーは、ヨトウムシ、ネコブセンチュウに忌避効果があると言われていて、乾燥させたドリップコーヒーの残りカスを土に漉き込んで使うそうです。

米ぬかは、ヨトウムシの大好物で集まってくるため、まとめて捕獲することができるとのこと。被害を受けている植物の近くで容器の中に米ぬかを入れセットし、ヨトウムシをおびき寄せます。

 

アオムシ、メイガには「STゼンターリ顆粒水和剤」等の「BT剤」

ヨトウムシには「防虫ネット」「コンパニオンプランツ」「インスタントコーヒー」「米ぬかトラップ」

などの案があがりました。

今まさに害虫に頭を悩ませている方には、大変参考になったのではないでしょうか?

みなさんのアドバイスで、てんてんさんの畑の害虫被害が少なくなっていることを願います!

 

本日の実際のやり取りはこちらです☆

■ヨトウムシと青虫対策

 

※個人間のやり取りのご紹介です。効能を保証するものではございませんので、ご自身の栽培に取り入れる場合は自己責任でお願いいたします。
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