こんにちは、菜園ナビ事務局のRです!

みなさん、トマトはお好きですか?

 

言わずと知れた、栄養豊富で美味しいトマト

トマトにはリコピンやβ-カロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれており、抗酸化作用、風邪予防、美肌効果、むくみ防止などが期待できます。

加熱せず生のままでも、加熱しても美味しく食べられるトマト。

カプレーゼやマリネ、炒め物、煮込み料理やトマトソースなど様々なお料理に使えるのがいいですね。

 

ヘタの周りに隙間ができている…原因は?

本日は投稿の中から「教えてください!」のコーナーより、ナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビのユーザー)の銀の月さんのお悩みをご紹介します。

※「教えてください!」とは、作物を育てる上で出てきた困りごとやお悩み、相談事を投稿し、コメントを募集するコーナーです。

 

トマトのヘタの周りに赤い皮がありません?

トマトのヘタの周囲が写真のように表面の皮が変です。

赤い皮が無く、赤い皮とヘタの間の隙間ができているみたいなのですが、原因はなんでしょうか?

自分ではこれは水やりが多すぎるのかもしれないと思いますが、いかがでしょうか?

ポット栽培なので、余分な水は鉢底から基本抜けていくはずと考えて多めの水やりを心がけていました。

もう少し水やりを控えめにするといいのかなぁ?

tomato-1

トマトの皮とヘタの間に隙間が出来ている、とのこと。

水分過多を銀の月さんは考えられていますが、もしかしたら他に原因があるかもしれません。

ナビラーさんからコメントが寄せられました。

 

窒素過多では?という意見多数!

Naoさん

「この原因は肥料過多だと思います。意外と肥料が多いとコルク化してしまいますね。」

 

くのさん

「これ、興味ありますね!以前、窒素が多いとなるようなことを見た覚えがあるのですが、この状況が実割れに直結しますので、何とかしたいなぁ~と私も感じてるところです。

今年は大玉4種類を栽培してますが、品種間でも出易さがあるように思う(いっちゃん値段の安かった桃太郎苗が、同じ環境下で出易い気がしてます)。

因みに、私はハウスな露地栽培です。この症状も含めて、元肥の窒素が未だ多いのか!と今年の反省会にしてる点でしたw^^;ノシ」

 

チックさん

「あー同じです。コルク化してるのだそう。肥料が効き過ぎたみたい。

大玉トマトは難しいですね。そういえば私も今年は桃太郎。」

 

かただんごさん

「私も窒素過多かと思いますが、葉色や葉の巻き具合を見ないと判断しにくいですね。

尻腐れと同じで、初期の2~4段目くらいでよく出て、安定したら治まるのではないかな。

まあ食用には問題ないと思うし、ガクの反り方を見るともっと早く収穫してもよいかも。」

 

ペンギンさん

「私も窒素過多によるコルク化だと思います。

大玉トマト栽培では、酷くなると、放射状裂果や尻腐れ病になることが多いです。

成長点付近の葉が巻いたり、上の果房で花飛びなどの、樹勢が強くなっている場合は、

①多めの灌水を続けて窒素成分を溶かし出す、

②実がなっている反対側の葉を摘葉してみる、

③脇芽を大きめにして掻く などされると良いと思います。

葉の巻きが酷く無く、花飛びが無ければ、①多めの灌水を続けるだけで、大丈夫かと思います。」

 

銀の月さん

「皆さんからのコメントをまとめると基肥の窒素が多かったことが一番可能性が高そうですね。

コルク化と言うのですね、知りませんでした。木全体の写真は撮影してのせさせていただきます。

窒素過多とは思ったことがなかったですが、言われてみれば培土を混ぜる時、肥料分多めに入れていました。

ポット栽培だから水やりで相当の養分は流亡してしまうだろうと思い、おおめに入れたのが、あまりよくなかったですね。

元肥の窒素分は化成肥料とバーク堆肥の窒素分だから、むしろ潅水多めで窒素過多を少しずつ弱くしていきます。

 

ペンギンさん、そう言われてみると少し前に放射状裂果がありました!

水を与えすぎたせいだと考えていたけど、窒素過多のせいだったかもしれません。」

 

窒素過多では?という意見が多く寄せられました。

肥料の窒素の割合が多いと、ヘタの下がワインのボトルなどのふたをしている「コルク栓」のように硬くなってしまいます。

 

コルク化とは?

元肥や追肥で窒素が多いと生育に勢いがつき、果実の芯が太くヘタの下が硬くなり、実が裂果しやすくなります。

 

ペンギンさん

「銀の月さん、大玉トマトの裂果原因の簡潔解説がタキイのサイトに掲載されています。

裂果の原因には、コルク層由来、灌水時の土壌水分量の急変もあり、見極めが難しいケースだと思います。」

 

銀の月さん

「おはようございます。写真撮れましたので、載せます。

葉色はそう言われれると確かに濃い方です。葉の巻き具合は標準かな。

先端は芽かきが遅れていますが、こんなもん?と思います。

実は2段ねものになります。コルク化して放射状に筋が入っていまずが、裂けてはいない状態です。

色々と改善出来るところがあると思いますので、教えていただけると嬉しいです。

実:

tomato-2

葉:

tomato-3

先端、成長点:

tomato-4

 

ペンギンさん

「銀の月さん このまま、特に何もせず灌水を続けて様子見されると良いと思います。

元肥が少し窒素過多で下の果房がコルク化しましたが、現在は、葉も巻かず成長点も大人しい状態です。

また、上にある果房の緑色の実はコルク化していないように見えます。上手に灌水多めで窒素過多に対策されたように見えます。

少し脇芽が多めなので、傷口が上手く乾くように、雨や夏日を避けて、朝夕に脇芽掻きを進めて、関西の酷暑対策に備えると良いかと思います。

暑くなると着果が悪くなり、花落ちもしやすいので、特に酷暑期後半はトマトトーン処理をされると、美味しい完熟秋トマトを食べることができます。」

 

銀の月さん

「ペンギンさん、コメント、どうもありがとうございます。

参考にして、梅雨明け〜酷暑を突破してみます!」

 

コルク化の他にも、裂果してしまう原因として

・乾湿の差が激しい

・強い直射日光

なども考えられます。

こまめな水やりや雨除け、軽い遮光をするなどして裂果を防ぐようにしましょう。

 

本日は「教えてください!」のコーナーより、トマトに関するお悩みとナビラーさん同士のやり取りをご紹介しました。

今が収穫時期のトマト。美味しく収穫するために、何か困ったことや分からないことがあればぜひ「菜園ナビ」でナビラーさんに気軽に聞いてみてくださいね。

銀の月さんの投稿はこちらからご覧になれます!

■トマト(種から)の記録「トマトのヘタの周りに赤い皮がありません?」:銀の月さんの日記 by 菜園ナビ

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