こんにちは、菜園ナビ事務局のRです。

明日から3月ですね。朝晩はまだ寒いですが日中は暖かい日もちらほら出てきて、春を感じられる日が増えてきました♪

 

本日紹介するのは、イチジクの育て方。

イチジクは樹高2~5mになる落葉低木の果樹で、自然な甘みとやわらかい独特の食感が楽しめる果物です。

漢字にすると「無花果」。花が無い果実と書きます。

イチジクの実は「花のう」と呼ばれる袋状になっていて、その内部に雄花と雌花をつけますが、外からは見えないためこのような当て字が付けられたのだそうです。

 

食物繊維、カリウム、鉄分などが豊富!

イチジクには水溶性食物繊維のペクチンや、カリウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれており、腸内環境を整える、むくみ防止、貧血防止などの効果が期待できます。

栄養素を効率よく摂るためには、生で食べるのがおすすめですが、ジャムやドライフルーツにしてもいいですね♪

お腹がゆるくなる恐れもありますので、食べすぎには注意が必要です!

 

無花果の育て方

それでは、育て方を見ていきましょう。

植え時は12~3月頃、収穫時期は6~10月頃。旬は夏と秋の2回あります。

品種によって実の収穫時期が違いますが、イチジクは受粉作業の必要がないため比較的栽培しやすいと言われており、うまくいけば植え付け後2年目から収穫することができます。

 

イチジクは日当たりのよい風当たりの少ない場所で育てるのがよいです。葉が大きいので、風が強すぎると葉が破れたり折れたりしてしまいます。

また寒さにやや弱く、夏の暑さには強いという特徴があります。

病害虫には比較的強いですがカミキリムシには注意。実を付けた後は鳥に狙われやすいので気を付けましょう。

 

乾燥には注意。表面が乾いたら水をたっぷりと

地植えの場合は根の2倍ほどの大きさの穴を掘り、根を広げて植えます。

支柱を立てたっぷりと水をやり、その後も土の表面が乾いたら水を与え、夏はマルチングをするなどして乾燥を防ぎましょう。

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本日は、ナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビユーザー)のおやき地蔵さんのお写真をお借りしています!

 

11月~1月頃に元肥を、6月~9月頃に追肥します。

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実が大きくなってきました・・♪

 

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支柱を立て、適宜剪定をします。1年目のイチジクは主軸を2本残し、2年目からは収穫が終わったあとの冬に剪定を行います。

 

果実の破裂を防ぐために雨除けをしましょう

収穫の目安は、果実の先端が割れ始めた頃。

収穫時期の熟したイチジクは雨に濡れると実が破裂してしまいます。寒冷紗(かんれいしゃ:平織に織り込んだ布のこと)やビニール袋などを用い、雨除けをするようにしましょう。

収穫が始まると、少量ずつ長期間に渡って収穫することができます♪

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おやき地蔵さんは霜が降りる前にひとまず収穫されたよう。

青い状態の果実でも、収穫後5日ほど置いておくと熟成します。放置しすぎるとカビが生えたり、腐ったりするのでお気を付けください。

 

本日は栄養満点、優しい甘さのイチジクの育て方をご紹介しました!通常2~3年に1回程度、1まわり大きな鉢に植え替えるようにしてみてください。

ぜひ皆さんも、ご自宅でイチジクを育ててみませんか?

 

おやき地蔵さんの日記は、こちらから閲覧できます!

いちじく「いちじく」のページ:おやき地蔵さんの作物 

 

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