自分で作る家庭菜園に便利なグッズ

2018年の大寒は1月20日。

一年で最も寒さが厳しくなるといわれる大寒(この日から立春までの期間を大寒と呼ぶこともあります)ですが、
大寒を過ぎると、季節はゆっくりと春の暖かさに向けて進んでいきます。

いよいよ、家庭菜園シーズンのスタートです!

「〇〇日頃種をまいて、あぁ、ということは〇週間前には畑の準備を終わらせておかなくちゃ!石灰はまだあったかしら?」と、慌ただしくなってくる時期ですね。

シーズンに突入する前に、家庭菜園に便利な道具を自作してみませんか?

菜園ナビのナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビユーザー)さんが自作されたアイテムをご紹介します!

 

①畝の成形具

ナビラーの「もん」さんは畝の成形具を手作りしました。

もんもんさん

「ペタペタ君2号」。製作費300円なり。

畝成型①
長さ60センチ、幅15センチです。5センチずつ目盛り入れてスケール機能ついてます
(赤線が10センチ)。側面は1.5センチ幅の板なので、すじまきにも対応。
畝成形②

1人で畑の準備をしていると、メジャーや紐を引っ張って長さを計るのは意外と大変な作業ですよね!
さらに、今回が二度目のもんさん、裏側にはペットボトルキャップをつけてみました。

これで畝の表面ぺんぺんたたくと点まきのまき穴できます。
畝整形③

 

 

5センチ間隔図れるようになってます。
こういうの作っとくと畑作業がぐっと楽しくなります。
板の幅で畝高測れるようにもなってます。

とのこと。板の表面、側面、裏面と余すところなく大活用!
他のナビラーさんから真似したい!の声が多数上がっていました。

 

②発芽育苗器

さて、お次は、ナビラー「カカ」さんが作られたお手製の発芽育苗器をご紹介します。

(お住まいの地域の気候と、育てたい野菜の生育適温を考えながら、種まきと育苗をしてくださいね!)

カカカカさん
仕様 サイズ:40×30×30cm
温度設定範囲:14~33℃(室内温度10℃の場合)
育苗能力:豆腐パック(150g用)12個分
消費電力:16W・60W
パネルヒーター1

 

 

 

 

 

 

材料

1.中古衣装箱       1個   0円
2.中古電気アンカ60w     1個      0円
3.電気コード       1個  210円(100エンショップ)
4.ワイヤースタンド    2個  210円(100エンショップ)
5.トレー         1個   105円(100エンショップ)
6.気密用粘土       3個   315円(100エンショップ)
7.温度計(表示温度)   1個   245円(ネット)
8.豆腐パック(150g用)    12個       0円
9.パネルヒーター16W  1個  2,500円(ネット)
10.接着剤、ビニールテープ等少々  0円
※発芽だけならパネルヒーターはいらない。

材料も詳しく書かれています。ほとんどが100円ショップで手に入るのも嬉しいですね!
パネルヒーターは、水槽用のヒーターや赤外線ランプなどでも代用できますとコメントがありましたよ。
さていよいよ作成開始です!

カカ

 

カカさん

組立

1.電気アンカの側面を外す。
2.衣装ケース角に電気コードを取り付ける。
3.衣装ケースに電気アンカ(若しくはパネルヒーター)、スタンド、トレー、パックの順で置く。
4.電気を繋ぎ、温度を設定する。
5.衣装ケースの蓋の溝を粘土で埋め気密を保持する。
6.蓋内側に温度計を設置し、蓋を閉める。

電気アンカ

 

 

 

 

 

(電気アンカの場合)

パネルヒーター2

 

 

 

 

 

 

(パネルヒーターの場合)

 

庫内温度の測定
庫内温度を温度センサーで測定し、設定と表示温度を記録しました。(室内温度10℃)
アンカ       最低設定:18℃ 最高設定:33℃
パネルヒーター   最低設定:14℃ 最高設定:17℃
表示温度      10℃→10℃ 14℃→12℃ 33℃→24℃

使用方法
発芽期間 熱源は電気アンカを使用。
場所は日の当たらない所(ナス科の場合)
温度設定は25℃
水やりはしない
発芽日数 トマト3~7日 ナス 5~9日を目安
育苗期間 電源はパネルヒーターを使用
場所は日中は日の当たる場所
設定温度 18℃から1週毎に1℃下げる
水やりは土が乾いたときのみ、庫外でスプレー
終了   本葉3枚でポットに移植し、ハウスで栽培

育苗器完成

 

 

 

 

トレーの上に豆腐パックを並べました。この中に培養土を入れます。

発芽育苗器があれば、寒い時期から種まきができ、売られている苗と同じ時期に自家苗も植えつけられますね♪
こちらにも他のナビラーさんからの絶賛の声が相次ぎました。

「愛菜家」という、市販されている育苗器を愛用している「makokenpapa」さんからは
皆が気になる「育苗器の電気代」について、こんな報告も寄せられました!

nakokenpapa

makokenpapaさん

 

愛菜花の場合は公称50Wとありますが実測で46W、実際はサーモスタットで一定温度になるように入り切り運転するので、積算電力は環境次第ですが、我が家の室内環境では、22度位の温度を維持して、ロマネスコやブロッコリー、ミニトマトの発芽までかかった1週間の総電気代は42円でした。
意外と電気代は心配する必要無さそうですよ!

とのこと。

自宅で発芽、ある程度のところまで育苗ができれば、
「畑に直接種をまいて、ふた葉が出たとたん虫に全部食べられて全滅しちゃった!」ということも無くなるかもしれません。早い時期からスタートできるので、まき直しの猶予があるのも嬉しいですね。

また、畑の場所が離れていて、平日はなかなか行けない、という方や、帰宅するのが遅くて畑に行けないという方も、自宅でお世話が出来て、芽吹く姿を見られるのはとても楽しいと思います。

 

暖かくなるのを待ちながら、菜園の準備、はじめましょう♪

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