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家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

 

この時期のイチゴの株分けメリット

家庭菜園でイチゴを育てている方も多いと思います。春に甘い実を収穫できて、特に子どもたちに大人気の果物ですよね。

さて、イチゴの収穫期も終わり、そろそろ株分けの季節がやってきました。6月は気温はイチゴの生育に最適な時期で、春の収穫を終えた親株がまだ元気なうちに株分けすることで、成功率が高くなります。

株分けには、たくさんのメリットがあります。古くなった親株を若返らせることができ、元気な株を増やすことができます。さらに、早めに株分けをして充実した株に育てることで、翌年により多くの実をつけることも。

今回は、初心者の方でも簡単にできる、イチゴの株分けの方法をご紹介していきます。ポイントを押さえて、来年の豊作を目指しましょう!

 

準備するものは?

株分けする時は清潔な道具を使用しましょう!

イチゴは病気に弱い植物で、汚れたハサミを使うと前に切った植物から病原菌が感染する可能性があります。

また、切り口を清潔に保つことで、雑菌の繁殖を防ぎ、腐敗のリスクを減らせます。アルコールや熱湯での消毒がおすすめです。

・清潔なハサミ

・清潔な移植ゴテ

・移植用のプランターまたは鉢

・移植先の培養土

・肥料

 

いよいよ株分け!その手順は?

まずは、優良な親株を選びます。病気や害虫の被害がなく、葉が濃い緑色で、株元がしっかりしている健康なもので今季たくさんの実をつけた元気な株がベストです!

次に、その株から茎(ランナー)を見分けます。親株から伸びるランナーで、葉が3~4枚程度出ていて、根が出始めている第1子株を選びます。親株に近いところの子株ほど良質です。

そして、いよいよ親株からランナーを15cm程度残して切り取ります。子株を培養土に軽く押し付けて仮植えし、1週間程度で発根したら、ランナーを切り離します。

移植するプランターには、肥料を混ぜた培養土を入れ株元のクラウンが、土に隠れない程度の深さに植え付け、たっぷりと水を与えます。

 

植え付け後の管理と今後の育て方

株分けしたイチゴの苗を元気に育てるため、以下のポイントをおさえて管理していきます。

植え付け直後は1週間は半日陰で管理し、徐々に日光に慣らしていきます。土が乾かせないよう朝晩の水やりを欠かさず、株の周りに軽く土寄せをして根を安定させます。

7-8月の夏場の管理は、強い日差しを避けて朝夕の涼しい時間帯に水やりします。敷きわらやマルチで根の温度上昇を防ぎ、葉が茂りすぎたら古い葉を整理して風通しを良くします。

秋以降、9月中旬から肥料を控えめにして花芽分化を促し、10月以降は葉が5-6枚程度になるよう整理、11月からは不織布などで保温し、寒さ対策を始めます。

今年株分けしたイチゴは、しっかり管理すれば来春には甘い実をつけてくれます。特に9月以降の管理が重要で、この時期の手入れが翌年の収穫量に大きく影響します。焦らず、一つ一つの作業を丁寧に行っていきましょう!

 

よくあるお困りごとと対策

イチゴの株分けをしたい!でも…?よくあるお困りごとをQ&Aで紹介します!

Q1. ランナーが全然出てこない!

A1. 株が弱っているか、日照不足の可能性があります。日当たりの良い場所に移動し、薄めの液肥を与えてみてください。それでも出ない場合は、翌年に向けて親株を休ませることをおすすめします。

 

Q2. 株分けした苗の葉が枯れてしまった…

A2. 植え付け後のストレスが原因かもしれません。枯れた葉を取り除き、いったん日陰で管理し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、根付くまでは肥料は控えめにしましょう。

 

Q3. 株分けの時期を逃してしまった!

A3. 7月でも株分けは可能ですが、真夏は暑さによるストレスで根の活着が難しくなります。この場合は、鉢上げ後に日陰で管理し、朝晩のこまめな水やりを心がけましょう。また、涼しくなる秋に行うのもひとつの方法です。

 

 

来年のイチゴをもっと収穫したい、どんどん増やして楽しみたい方は、今回ご紹介した手順を参考に、ぜひこの6月に株分けにチャレンジしてみてください!

元気な親株とランナーを選び、丁寧に株分けすることで、翌春には新鮮なイチゴをたくさん収穫できますよ。

株分けは難しそうに感じるかもしれませんが、最初は1~2株からでも大丈夫です。基本のポイントを押さえれば、初心者の方でも十分に成功させることができます。

失敗を恐れずに、まずは挑戦してみましょう。自分で増やして育てたイチゴは、きっと特別な味わいになるはずです!

 

つまずいた時はぜひ菜園ナビもで先輩家庭菜園者さんに聞いてみてくださいね!

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