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家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

今春夏、菜園ナビではミニトマト栽培をプッシュしていますが、みなさんは育てていますか?ミニトマト🍅

ミニトマトの苗を植えたら、次は支柱立ての準備です。支柱は「ただ立てればいい」と思われがちですが、実はここでの工夫が、その後の収穫量に大きく影響します。

支柱が短すぎたり、設置が遅すぎたりすると、茎が折れたり、実が地面についたりするトラブルも。

せっかく育てたミニトマトを最後まで楽しむために、今回は支柱立ての3つの重要ポイントをご紹介します。

 

ミニトマト支柱立てpoint1:支柱の選び方

ミニトマトの支柱選びで大切なのは、最終的な草丈を想定すること。

一般的なミニトマトは1.5~2m程度まで成長するため、支柱選びは慎重に行いましょう。

【材質と太さ】

・竹支柱:自然な見た目で使いやすい

・プラスチック支柱:軽くて扱いやすい

・金属支柱:強度があり長期使用可能

どの材質を選ぶにしても、直径1cmくらいのしっかりとした太さのものを選びましょう。細すぎる支柱は、実が付き始めると重みで曲がってしまうことも。

【長さの選定】

・支柱の全長:180cm以上

・土に差し込む深さ:30cm程度

・地上部分:トマトの生長を想定し、150cm程度確保する。

これくらいの長さがあれば、ミニトマトの生育に十分対応できます。

【おすすめの支柱】

初心者の方には、セット売りされている園芸用支柱がおすすめ。輪が数段ついているものもありますが専用のものでなくても、最初から適切な太さと長さが選ばれているので失敗が少なく、支柱立ての目安も付けやすいです。

支柱は、植物を支える大切な役割。少し良いものを選んでおくと、来シーズンも使えて経済的です。

 

ミニトマト支柱立てpoint2:設置のタイミングと方法

【最適な設置時期】

・苗の植付け時

支柱は、苗を植え付けるときに一緒に立てるのがベスト。風で茎が折れたり、苗が倒れるのを防ぐため、植え付けるときに株元に支柱を立てて、誘引し苗を支えるのがおすすめです。

【基本的な立て方】

苗から10cm程度離した位置に穴を開ける

まっすぐ差し込めるよう、穴をしっかりと

支柱を30㎝ほど差し込み、周りの土を押さえる

※根を傷つけないよう、優しく丁寧に

【支柱の立て方の種類】

・直立式:1本の支柱をまっすぐ立てる最もシンプルな方法

・合掌式:2本の支柱をハの字に立てて安定感アップ

・ピラミッド仕立て:3本の支柱で上部を交差させ、枝を巻き付かせるように誘引します。

・あんどん仕立て:輪状の支柱で自然な生育を促す

家庭菜園での栽培なら、直立式か合掌式がおすすめ。設置が簡単で、管理もしやすいのが特徴です。

仕立て方によって、強度も変わってくるので、育てている場所の風の強さも考えながらどの仕立て方にするのか検討してみてくださいね!

支柱は、後から調整が難しいもの。最初の設置時に、しっかりと安定させることが大切です。グラグラする場合は、土を足して固定しましょう。

 

ミニトマト支柱立てpoint3:誘引の基本

支柱を立てたら次は誘引作業です。

誘引とは、生長する茎を支柱に固定していく作業。この作業を丁寧にしておくと、風で折れることも少なく、収穫までしっかり育ちます。

【誘引紐の選び方】

・園芸用の誘引紐(ビニール製)

・麻ひも

・専用の誘引クリップや誘引テープ

※針金は茎を傷つける可能性があるので避けましょう

【誘引の間隔と位置】

・最初の誘引:定植して1週間程度、茎が30cm程度に伸びたら

・その後:30cm間隔

・支柱との距離:茎が支柱に密着しすぎないよう、ゆるく結びつけ、少し余裕を持たせる

※茎が太くなることを考慮して、やや緩めに

【結び方のコツ】

・茎を8の字に巻く(茎が太くなった時の余裕を作る)

・茎を傷つけないよう、優しく

・風で揺れても大丈夫な程度にしっかりと

・生長点(先端)は自由に伸びるように

誘引は小まめにチェックを。茎が伸びてくると支柱から離れようとするので、週1回程度は見回りましょう。

 

⚠よくある失敗と対策

せっかく丁寧に準備しても、思わぬトラブルに遭遇することも…ここでは、よくある症状と対策をご紹介します。

■支柱が倒れる
原因:・支柱の差し込みが浅い ・土が柔らかすぎる ・風や実の重みで傾く

➡対策:・支柱を30cm以上深く差し込む ・土をしっかり押さえて固定 ・合掌式に変更して安定性アップ

■誘引がゆるむ

原因:・結び方が緩い ・紐の劣化 ・茎の成長による圧力

➡対策:・定期的な見回りと締め直し ・紐の二重巻き ・新しい位置に追加で誘引

■茎が折れる

原因:・誘引が強すぎる ・風での揺れ ・支柱との擦れ

➡対策:・8の字掛けで適度な余裕を ・茎が太くなる余地を残す ・支柱との接触部分にクッション材を

(なお、もし茎が折れた場合でも復活する可能性が!諦めないで★

▶▶トマトの茎が折れた!でもあきらめないで、そんな時は… – 菜園ナビまとめ

 

早めの対応が大切です。特に風の強い日の後は、必ずチェックしましょう。

 

支柱立ての3つのポイント、いかがでしたか?

支柱選びから設置方法、誘引まで、一つひとつの作業は簡単なものです。

でもこの基本をしっかり押さえることで、ミニトマトはぐんぐん成長し、いずれたくさんの実をつけてくれます。

今回ご紹介した方法で、ぜひ理想的な支柱立てにチャレンジしてみてください。

しっかりと支えられたミニトマトは、きっと夏まで元気に育ってくれるはずです!

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