こんにちは!
家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪
前回、ペンギンさんが知らせてくださった今年2025年の猛暑予報に、ナビラー(菜園ナビユーザー)さんから心配の声が寄せられました。
▶▶猛暑予想の夏part1…心配なことや気を付けること – 菜園ナビまとめ
そんな中、くのさんからは、夏の暑さに「サツマイモ」が大ダメージを負った…と相談の声。くのさんは、高温になる夏の間もまんべんなく水やりが出来る「潅水チューブ」を使用する予定とのことです。
暑さの話題から、サツマイモ栽培と潅水チューブの情報も集まりました!
猛暑の予報、サツマイモ栽培と潅水チューブを使った栽培について
まずは前回ご紹介させていただいたペンギンさんの冒頭投稿からご紹介します。
今年の夏はまた猛暑の予報
気象庁から暖候期予報が発表されました。
気象官のコメントでは、昨年の酷暑ほどでは無いが、残念ながら、一昨年並みの猛暑予報とのことです。
ポイント説明は下記URLが分かりやすいですね。
■この夏「また猛暑」予想 梅雨時期や夏の大雨にも注意 暖候期予報(気象予報士 石榑 亜紀子 2025年02月25日) – 日本気象協会 tenki.jp
菜園ナビラーさんの参考になれば。
こちらの投稿に、くのさんがコメントされました。
くのさん
去年の暑さ&乾燥で大ダメージを負ったのが、サツマイモでした。途中で枯れてしまう程に…w^^;w
作土が未だ未だ『砂質』傾向なので、夏場の土壌水分が我が菜園最大(?)の難問のようです。
で、すべてのマルチ畝に灌水チューブを忍ばす計画にしてます。
m(_ _)ノシ
昨年の暑さで、サツマイモが枯れてしまったとのこと…。
サツマイモは暑さに比較的強い作物として知られていますが、極端な乾燥や猛暑は生育に影響を与えます。
特に植え付けから2週間は根の活着期間のため、朝夕の水やりが欠かせません。土の乾燥を防ぐためには、必要に応じてマルチング(敷き藁など)や寒冷紗をし、直射日光を和らげることで、健全な生育を促せます。また、適度な土寄せは根を保護し、水分保持にも効果的です。暑さ対策と水分管理を丁寧に行うことで、美味しいサツマイモを育てることができます。
ただ、それぞれの畑の土壌の状態ももちろん関係していますので、状況に応じた対策が必要となります。
くのさんは潅水チューブの活用を検討しました。
潅水チューブで、高温と乾燥への対策!
ペンギンさん
まだ、数ヶ月先の予報ですが、TVに出演していた気象庁の予報官は自信満々に、猛暑予報とおっしゃっていました。
最近のスパコン天気予報は良く当たるので、早めに対策を考えて、灌水チューブなどを対策されるのは良いですね。
灌水チューブにはザックリどのくらい費用がかかるのですかね。我が家では検討したことが無いです。
畑で潅水チューブを這わせるにもなかなか大変、時間と手間と資材が必要ですよね。くのさんはすでに取り入れてらっしゃいます!
くのさん
え~と、灌水チューブだけなら安いと思ってます。
灌水チューブ200mで2,080円というのを見つけました(国産とのことで採用決定♪)。値段はピンキリなので何とも言えませんが、1シーズン使うと柔軟性が失われて、折り畳んだ所で穴が開く感じでしたが、「散水孔が増えた!」程度に考えて2シーズン目に活用してみます。安いだけに「使い捨て」が正解かもしれませんが、「マルチ下への灌水を!」と考えていますので、均一性は気にしません。
ニップル(Mサイズ、径20mm)は、高価だけど購入(340円/個)。末端止め、190円/個。あれば、灌水チューブの長さ調整が可能となる。
チューブフィルターは、高価(370円/個)なので辞めたw^^; 使って無い方も多いのでは?
後はホームセンターで売ってる物で、19mmの塩ビ管部品(13-20mm異形ソケット等)です。今の所、畝間までは散水ホースでワンタッチニップルへ繋いでるけど、このニップル昔は安かった記憶なんだけどなぁ~…^^;(今は倍以上???以前は「19mm塩ビ管に散水孔を開けてぇ~」など遊び心にて試したこともあった。( ̄^ ̄; 遠い目w
均一性を求めるなら、『染み出すホース』が良いかもしれなけど、ザッとググって949円/10m~6,698円/10m…、ピンキリですねぇ~w^^;w『染み出すホース』をご愛用の方が居ましたら、使い勝手等、情報を頂けたら幸いと思ってます。<(_ _)>
くのさんが詳細な情報を共有してくださり、ペンギンさんも参考になったようです♪
ペンギンさん
アドバイス、たいへんありがとうございます。
意外と安価ですが、選択肢が広いとのこと。プロ用であれば、コメリなどでの評判が参考になりますが、
我が家の狭い2メートル畝10個くらいの家庭菜園ではどうするか、おすすめを菜園ナビラーさんからの経験談を聞きたいところです。
いさっちさん
染み出すホースはやめたほうが良いです。地中に埋めるタイプなら空洞に畝が成ったり土が流れ易くなりますし意外と汚れます。
潅水チューブを入れるなら上向きで地表に棒草シート用のピンとかで止めて株元20cm程度離れた所に設置するのをお勧めします。畝天二条植えなら真ん中設置が良いです潅水は植え穴から水が染みて見えて来ますから様子を観て潅水時間は調整してみて下さい。
いさっちさんからは設置場所のアドバイスも!乾燥に困っている方や、すでに検討されている方は大変参考になりますね♪
サツマイモは日陰でも育つ?
そして、暑さでサツマイモが枯れてしまった、ということに、ならば日陰でと提案するナビラーさんも。
ヒロスキーさん
サツマイモは日陰に植えるべし。日陰が無ければ、寒冷紗を張って日陰を作ればいい。
サツマイモの光合成飽和点は低いので、日陰でもちゃんと育ちます。
灌水と組み合わせれば、相乗効果が狙えると思いますよ。
くのさん
「えっ? サツマイモって日陰でも良いの???」と、新たな気付きにより目から鱗ですwサツマイモって、「高温・乾燥にめちゃ強ぉい!」ってイメージを持ってましたので。ん? 分類だと、陽性植物になる???w^^;w(混乱ちぅw
『植付け後、放置できる野菜』として、滅多に行かない第2圃場専用種にしてたけど、小高い崖(?)の上なので日当たり良好な場所でもある。砂質な土壌と相まって乾燥気味になる。毎日出掛ける第1圃場は住宅街なので日陰が良好。かぼちゃとサツマイモ入替えるのも手だけど、カボチャは受粉の手間を省くとカオス状態になるから…、悩み所。
『光合成飽和点』、新たな視点を頂きありがとうございました♪ ^^ノシ
ヒロスキーさん
あくまでも私の経験則と主観と憶測ですが、
①「日照時間の長さ」と「光の強さ(明暗)」はイコールではなく、光合成飽和点の最高ライン(直射日光の明るさを100,000lux(100%)とした場合の30,000lux(30%)としていますが、実際は日陰の明るさ10,000lux(10%)でも耐えられる。)を下回らない明るさが12時間以上続けば、日向の明るさが12時間以上続く場所と光合成における条件は同じになるといえる。
②乾燥に強いと言っても限度がある、水分が無ければ光合成は出来ない。災害クラスの猛暑に伴う水不足は、水分量の許容範囲の最低ラインを割り込む可能性がある。
近年の異常気象(高温障害)は、栽培の教科書の想定外のことが起きる、慣行栽培では不作になるということです。
ヒロスキーさんの光合成についての情報、とても勉強になりますね!
サツマイモは本来、十分な日光を必要とする作物ですが、1日4-6時間程度の日光がある半日陰であれば栽培は可能だそう。半日陰栽培のメリットとしては、真夏の強い日差しを和らげられることや土の乾燥を防ぎやすい点が挙げられます。
ただ、完全な日陰や建物の北側、大木の真下など、日光が極端に少ない場所での栽培は避けてください。適度な日光と水分管理を心がけることで、半日陰でも美味しいサツマイモを育てることができます。
近年、夏には40度を超える日も珍しくなくなりました。栽培の仕方も、今までのやり方のままでは作物が健全に生長できなくなるかもしれません。
数カ月先の天気予報の情報を知ることで、栽培の対策をして備えることができますね!
準備を万端にして、今年の春夏野菜の収穫成功を目指しましょう!
実際のやり取りはこちらから!
▶▶タキイ研究農場などの記録「今年の夏はまた猛暑の予報」:ペンギンさんの日記 by 菜園ナビ
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