こんにちは!
家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです。
一年の中で春~初夏は、家庭菜園が一番盛り上がる時期と言っても過言ではありません!
このタイミングで家庭菜園を初めて始めるという方も少なくないかと思います。
初心者でもスタートしやすいプランター栽培について、先日盛り上がっていましたよ♪
プランター栽培ポイント①土の量
菜園ナビ公式コラムでプランター栽培について取り上げたところ、ユーザーさんからとっても参考になるコメントが集まりました!
菜園ナビ
畑がなくても手軽に楽しめるプランターでの栽培は人気ですが、一方でうまくいかなかったという声もよく聞きます。一見畑の方が難しそう、と思う方も多くいらっしゃいますが実はプランターの方が大変な面も結構あります。今からプランターで栽培しようと思っている方は是非ご覧くださいね、また先輩プランターナビラーの方々もよければコメントなどで注意点などをあげてもらえると大変助かります。
さて、プランターで一番多い失敗は「土の量」です。根が張る範囲に土があればいいかな?と思ってプランターに土をいれると大体足りなくなります。土の量で影響があるものは・・
1.地温
畑での栽培に比べプランターでは地表面だけでなくプランターの外側からも温められます。土の量が少なければ日中気温が高かったり日差しが強かったりすると土の温度は急激に上がりますし、日が沈めば冷えていきます。この寒暖差が植物の根にはストレスになってしまいます。
2.保水性・保肥力
植物の生育に水はかかせませんが、土の量が少なければその分貯めておくことはできません。肥料においても同じで土が少なければ肥料を保持する容量も小さくなってしまうので頻繁に水やりや肥料を上げる必要がでてきます。頻繁に水やりを行うと根腐れのリスクや肥料焼けのリスクがあがってしまいますので、そういった点でも畑での栽培に比べると難しくなってしまう理由になります。
プランターで栽培するときは土の量はケチらずしっかり入れてあげるようにしてください。培養土などを袋から出してそのままプランターにいれると、空気がたくさん入っているので何度か水やりしている内に空気が抜けて、土の量が減ったように見えることがあります。
そこで少しプランターをゆすってあげて、空気を少し抜いてから苗を植えたり種をまくようにすると、適正な土の量で栽培できるかと思いますよ。
また土を目いっぱいいれると水やりした時にあふれてしまいますので、プランターの内側に入っているライン(上から3センチ程度のところにあるものが多いです)を目安に土を入れてあげるようにしてください。
プランターで栽培する方に、育てたい作物に対して「土が足りてないのでは?」「密度が高すぎるのでは?」とナビラー(菜園ナビユーザー)さんがコメントされることも少なくないです。栽培計画を立てて、適切な土の量を準備しましょう!
買ったばかりの培養土を使う前に!
ゆみねね♪さん
袋から出した培養土、空気が多いだけじゃなくて水を含みにくいのが多いのです。なので、種蒔きや苗の植え付けをする前にしっかり水をやっておくのも重要と思います。
種蒔きや苗植え付けしてから「下から水が流れ出るまで水をやる」とよく解説されていますが、袋から出してすぐの土は意外と吸水しません。下から水が流れ出ても、プランターの内側の面を伝って流れ出た水の場合もあるのです。
なので、しっかり中心部まで湿ってないかも!それに、種蒔き後に大量に水をやると小さい種子は流れて、蒔いた位置と違うところに行ってしまうかも(大抵はプランターのフチまで流される)しれません。
私は、プランターや鉢に種蒔きや苗を植える時は前日までに土は入れおいて、流されそうな種子もない状態でたっぷり水をやっておきます。水やりする前に、プランターや鉢を持ってみて重さを確認し、水やり後にもう一度持ち上げてしっかり重くなって水を含んだか確認しておきます。水やりして土が目減りしてたら足してからもう一度水やりして、しっかり蒔ける状態にします。そのまま丸1日以上置いて、翌日以降にしっかり水を含んだ土に、蒔いたり植えたりします。
空翔猫さん
培養土の水弾き、私も少々。かる〜い培養土等に多く含まれるピートは初め表面張力で水を弾いたり、浮いてきちゃったりする事が有ります。
勿論前日に水を吸わせて上げるのが一番なんですが、そこまで待てないセッカチさん向け。プランターに入れる前に水をかけて混ぜて、を何度か繰り返して少し寝かしてからプランターに入れると大分違います。
加え、ピートや鹿沼土が多く含まれる土を使った際、夏等に起こりがちなんですが、カラッカラにしてしまった場合、上記と同様に水を弾くようになります。
この状態ですと水も液肥も弾く様になり、保水力・保肥力は皆無です。保水力・保肥力を期待して入れてるのに逆効果になってしまいます。
カラッカラにしてしまった場合は可能でしたら水をダバダバっとかけて直ぐに割り箸等でブスブスっと土を掻き回し、を何度か繰り返して弾いてる水を吸えるようにした後、プランターごと桶等に沈めてみてください。完全とは言えないかも知れませんが大分状態が良くなります。
プランターの水没が難しい場合、ダバダバっと水をあげず、少量の水を根気強く何度かに別けてあげ続けてください。一気に水をあげても弾いてしまって吸わずに流れてしまいます。
カラッカラにしてしまう恐れが高い場合、表面に籾殻・敷き藁、バークチップ・防草シート(編んであるタイプ)等、通気性が良い敷物を敷いて水分の蒸発を遅くするのも一つのテです。
前日から水を入れるか、プランターに入れる前に水をかけて混ぜる!
培養土、と書いてあるからそのまま使える、安心♪ではなく使う前に一工夫。
なんでも新品のものは馴染むまで時間がかかりますよね。栽培における土は、作物の生育環境の中で大きな要素です。安心して育つことができるように、事前準備を怠らないようにしましょう!
購入前に、培養土の注意点
一概に培養土と言っても、「トマト用の培養土」「野菜全般向け培養土」など名称がついているように、それぞれ特長が違います。
ごつさん
培養土の癖もありますね。
やはりいくつか試して、自分に合った土を見つけることもポイントではないでしょうか?
それと培養土だけでは使わなくて、鹿沼土などを混ぜるというのも必要かな?と思います。
フォルサさん
長期在庫の培養土は買わないようにしましょう
お店では培養土は屋外に置いてあることが多く、長雨が降ると袋に開いてる空気穴から内部に水が入ります
新しい商品なら開封後乾燥させれば使えるけど、長期在庫品だと変質してます、処分価格で安かったので購入したら育ちが悪かったです
そして使い終わった培養土をその後どうするかも、考えないといけないところです。
りんごとかぼちゃさん
私もベランダで野菜育てています!
ミニトマト、九条ネギ、ハーブ類など。畑と違って小ネギやハーブなど、必要な時にちょっとだけササッと収穫できるのが気に入っていて、畑を借りた今でも少しだけ栽培しています。そして毎日成長を見守れるので癒されます。
庭や畑がない場合、使用済の土の処理が課題になると思います。ゴミとして捨てられないので。
再生剤を使ってリサイクルしたり、庭や畑がある知人に引き取ってもらうなどが必要になってきます。
買った分だけ古い土を引き取ってくれる土があると聞いたこともあります。
水やりのポイントは?
その他、水やりについても露地とは違って、気を付けるポイントがあります。
ゆみねね♪さん
水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり」というのもプランター栽培の定番文句ですが、ここにもワナが!
表面は乾いても、中は湿ってるのかも!?これを判断するには、使用済の割り箸が活躍します。割り箸を土に挿してみて、その湿り具合で
プランター内の湿度が判断できます。あ、それと持ち上げてみて、軽くなってたら中も水分不足とわかりますよね。
植物の根っこには空気も必要なので、水のやり過ぎで根が「溺れない」ようにするのもポイントかな〜?と思います。
プランター栽培の注意点
ほか、プランターは良いところだけでなく、注意すべきところもあります。
かただんごさん
ナビラーさんの中にはプランター栽培で立派な成果をあげておられる方もいて、こんなものまでと驚かされることもあります。
ハウスや水耕栽培など人工的な環境は別として、露地栽培なのかプランター・コンテナ栽培なのかと二元的に考えがちですが、じつは設置場所によって大きな差異があると考えられます。
庭・屋上・ベランダなど日照や通風だけでも相当な違いがあり、一概に一括りでいいのか。個人的な所感ですが、野菜栽培の適合性では 10:3:1くらいの差があるかと。
また物理的な要素だけでなく生態系が貧相なことも、かなり影響しているのではと思います。自然界ではたらく平衡とか拮抗という作用が乏しく、病気や害虫に対し脆弱ですよね。
他にもお気づきの点ということにでしたので、テクニック以外で思い浮かんだことを記しました。
りんごとかぼちゃさん
注意している事は、地面の熱がプランターに直接伝わらないよう、パネルやレンガで底上げしているところです。
畑は有機無農薬でやっていますが、ベランダでは化成肥料を使っています。
以前肥料として与えた油粕にコバエが卵を産んでしまい、大変なことになった経験が。。。集合住宅の場合、ご近所に迷惑をかけしてしまうので、有機肥料多用はしない方がいいのかな??と個人的に思っています。私の間違った肥料の使い方が主な原因だと思うので、適正量使用であれば大丈夫なのかもしれません。
セリカさん
これから暑くなると水やりがほぼ毎朝。
プランターの大きさや作物によっては夕方にも。台風や嵐などの対策も考えなくてはいけない。
作物はあまり大きな大根やごぼうなどは無理。キャベツも大きなプランターでないと難しいかな。楽しく好きなものを育てましょう。
コンクリートの熱が伝わらないような工夫、住環境に影響が出ないような管理の仕方、プランターに適した作物の選定等、事前に検討しましょう。
プランター栽培で、美味しくたくさん収穫しよう!
ただ、もちろんメリットもたくさんですし、畑やスペースをとれない方にとって、プランターでの栽培は
ぽん太さん
私もプランターからお野菜作りをはじめました。
土嚢袋も使ってみましたけど、結構楽しめますよ。ミニ牛蒡とか、じゃがいも、つくね芋、等の芋類はおすすめです。
プランターでのおすすめは、玉ねぎです。65✕15cmサイズで4個立派な玉ねぎが出来ましたよ。
最初は、水やりの加減が解らずに根腐れさせたりしてしまいましたけど、やってるうちに、何となく感覚で解る様になりました。プランターを持ってみると土の重さを感じるので、判断材料にされると良いと思います。
プランターは持ち運び出来るので、それも良い所だと思います(θ‿θ)
ナビラーさんの栽培を見てると、あんな作物もプランターで収穫できるの?!プランターだけじゃなく、袋栽培や牛乳パックでも?!なんて大きな驚きがあります。
ただ、やり方を間違えれば、苗がかわいそうなことになったり、費やした時間が無駄になったりします。
押さえるとことを押さえて!美味しい作物を収穫しましょうね♪
菜園ナビまとめには、プランター栽培のコツについて取り上げた記事がいくつかあるので、ぜひ関連記事もご覧ください★
本日の実際のやり取りはこちら♪
■菜園ナビさんの日記: 2024/4/23(火)プランター菜園の注意点
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