こんにちは!

家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

今日は、家庭菜園の醍醐味の一つ、「種取り」についてお話しします。

実は9月は種取りのタイミング。自分で育てた野菜から種を採って、また新しい命を育てる…そんな素敵なサイクルを、一緒に始めてみませんか?

 

⚠️注意点⚠️

種取りのお話の前に注意点です。登録品種など、種苗法で自家採種が禁止されている品種があります。品種を確認し、法令を順守した種取りを行いましょう。

【自家採種可能な野菜の例】

・在来種(固定種)

・品種登録が切れた古い品種

・自家用の栽培に限り許可されている品種

【要確認!】

・種苗法に基づき、新たに開発された品種として、品種登録を受けている品種

・種苗会社のホームページでの確認

 

夏野菜の種の採り方(野菜別ガイド)

夏野菜の定番品目から3つご紹介します!

 

1.トマト

・完熟した実を選ぶ

・種とゼリー状の部分を取り出し、水で洗って薄皮を取り除く

・陰干しで3-4日

→赤く完熟した一番おいしそうな実から!

2.ピーマン

・赤く完熟したものを選ぶ

・へたを取って種を取り出す。水洗いは不要

・陰干し2-3日

→黄色や赤に変わった実がベスト

3.キュウリ

・最後まで残った大きな実を選ぶ。黄色く変色したものがベスト

・縦半分に切って種を取り出して、水洗い

・陰干し4-5日

→早めに見つけて印をつけておくのがコツ

成功のポイントは、

・一番元気な株から採種する。病気の株からは採らない

・交配を避けたい場合は距離を取る

・天気の良い日に作業する

・未熟な実からの採種は発芽率が低下するため、十分に熟したものから採種する

 

種の保存方法(失敗しない3ステップ)

種を採取した後、保存方法にも気を付けましょう!

1.乾燥

・直射日光は厳禁!

・風通しの良い日陰で、新聞紙の上で広げる

→カラカラになるまでしっかり

2. 選別

・つぶれた種、変色した種は除去し、大きさの揃った種を選ぶ

・軽い種は発芽率が低いので除外

→これが来年の出来を左右します

3. 保存

・紙封筒に入れる

・品種名・採取日を記入

・冷蔵庫の野菜室で保管

→密閉容器は湿気がたまるのでNG!

 

来年に向けた準備

採種する時は後で分かるように、種の情報を書き留めておきましょう!

1.記録をつけよう

・どの品種が良かったか

・いつ採種したか

・どんな特徴があったか

→来年の計画に活かせます!

2.種の整理

・古い種は発芽テスト

・ラベル付けを忘れずに

・種類ごとに分類

3. 採種カレンダー作り

・野菜ごとの採種時期

・交配を避けたい組み合わせ

・栽培計画との調整

 

採種用の株は早めに決めて、天候を見て採種のタイミングを計るのがポイントです。

 

◆最後に大切なお願い◆

種苗法を守って楽しい家庭菜園を!

・自家採種が禁止されている品種もあります

・商用利用は特に注意が必要です

・インターネット等で調べて、どうしても分からない時は種苗会社に確認しましょう

楽しい家庭菜園のために、ルールを守って種取りを楽しみましょう!

 

種取りは野菜作りの素晴らしい循環の一部。自分で採った種で育てた野菜は、また格別の味わいですよ!

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