こんにちは!

家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

今日は、土作りの隠れた功労者「土の中の生き物たち」のお話です。

実は10月、秋冬にかけての土づくりが大切な季節で、彼らがまだまだ活躍する季節です。

 

ミミズが教えてくれる土の健康診断

10月は地温20度前後でミミズが活動しやすい温度を保っています。

秋の適度な湿度と、夏に蓄積された有機物でミミズにとって良好な環境が続いています。

それもあり、実はミミズの数で土の健康状態が分かるんです!

スコップで掘ったときにミミズが出てくる土は健康とも言えます♪

 

反対に、ミミズがいない土は要注意!もしかしたら…

・排水性が悪い

・有機物が少ない

・化学肥料の使いすぎ

などのサインかもしれません。

 

土の中の生き物図鑑とその役割

ミミズ以外にも土の中には、野菜が育つためにいて欲しい生き物たちがいます。

 

1.ミミズさんチーム

土をふかふかにして、栄養分を消化し作物が使いやすくなり、さらに土の通気性もアップします。

2. 微生物さんチーム

有機物を分解し、病気から作物を守り、作物の根の成長をサポートしてくれます。

3.その他の土壌生物

・トビムシ:有機物の一次分解係

・クモ:害虫退治の助っ人

・ダンゴムシ:落ち葉の分解担当

・甲虫類の幼虫:有機物の分解係

・線虫:土壌環境の調整役

 

※適度なバランスが大切!

土壌生物は適度な数が理想的です。偏って多数になると、ムシによっては作物の新芽や根も食べてしまうことがあるので注意が必要です。

 

ムシが喜ぶ環境づくり3つのポイント

作物が育つのに大切な生き物たち、環境を整えてあげる必要があります。

では、ムシたちが喜ぶ環境ってどうやったらできるんでしょうか?

 

1.適度な水分管理

・カラカラに乾かさない

・逆にべちゃべちゃにしない

→握って団子を作り、軽く崩れる程度が◎

2. 有機物の投入

・完熟堆肥

・落ち葉

・草マルチ

→虫達の栄養源!少しずつ継続的に入れるのがコツ

3.土の温度管理

・マルチで地温を安定

・直射日光を避ける

→生き物が活動しやすい20-25度をキープ

 

畑を健康に保つのに貢献してくれる、ムシ達が過ごしやすいような環境を心がけましょう!

 

土の状態を診たあとに改善!基本の3ステップ

じゃあ今の状態は果たして、ムシ達にいいのか悪いのか…見極めるポイントはこちら!

 

1.観察:

・土の色は?

・においは?

・触った感触は?

→健康な土は、ふんわりと良い土の香りがします

2.診断:

・スコップで掘ってみる

・ミミズの数をチェック

・根の張り具合を確認

3.改善:

・堆肥の種類を使い分け

・pH調整

・土壌改良材の選択

 

「急がば回れ」の精神で、少しずつコツコツと改善し、自然の力を借りましょう!

 

その際、失敗しないためのNG行為があります。

×化学肥料の使いすぎ

×深く耕しすぎ

×生の有機物をそのまま投入

急ぎすぎるあまり、安易に極端なことをしてしまうと取り返しがつかないことになってしまうので、気を付けましょうね。

 

9月から10月の秋の季節は、土の中の生き物たちは大忙し。

彼らに良い環境を整えてあげることで、土が生まれ変わり、素晴らしい野菜作りにつながります。

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