2025年のモニチャレは、特長のあるミニトマト「千恋」を苗からナビラー(菜園ナビユーザー)さんに育てていただいていた企画でした♪その後、種から育てていたメンバーも掲載させていただき、総勢22名の千恋栽培の日記が集まりました!
4月-5月の晩春から育て初め、今年の猛暑に悩まされ、他のミニトマトと違う千恋の特長も目の当たりにしながら、参加したナビラーさん同士でのやり取りも重ね、中身の濃い企画になったと思います。
今回はそんな「わたしが見つけた千恋のいいわけ教えます」モニター企画の集大成、参加者の周りにも広がった千恋に対するコメントや、アンケートでいただいた感想やご意見をご紹介したいと思います!
菜園ナビ×タキイ種苗 モニチャレって?
家庭菜園SNS菜園ナビでは、園芸関連の企業にご協力いただきながら、様々なイベントや企画を開催し、たくさんのナビラーさんに盛り上げてもらっています。
その人気企画の一つがモニターチャレンジ、略して「モニチャレ」です!
この企画では、家庭菜園の最新商品やメーカーいち押しアイテムを、実際に使ったナビラーさんの体験をシェアしていただき、商品の魅力や特長をみんなで共有します。
現在進行中の企画では、タキイ種苗さんが開発した機能性ミニトマト『千恋(ちこ)』栽培にチャレンジしていただきました!カリカリ食感が特長のナツメ型ミニトマトで、機能性成分を豊富に含む健康野菜ファイトリッチシリーズ(※)の一つです。
※ファイトリッチとは、タキイ種苗が開発した、 機能性成分を豊富に含むおいしい健康野菜シリーズです♪ブランドサイト:https://phytorich.jp/
企画タイトルは「わたしが見つけた千恋のいいわけ教えます」。
22名のナビラーさんが『千恋』の菜園ナビ限定アンバサダーとして、2025年の夏にミニトマト千恋の栽培に挑んでいただきました!
定植から収穫までの栽培過程や、ご家族・お友達との食味の感想を発信してもらいました。
そんな菜園ナビ限定アンバサダーのみなさんの栽培終盤の日記やアンケートの感想をご紹介しながら、2025年の千恋栽培の様子を振り返っていきましょう!
千恋の菜園ナビ限定アンバサダーとして
参加したナビラーさんの工夫や技術で、味が濃く美味しく生長する千恋…拝見しながら私たちも嬉しくなりました!
袋かぶせるからか、少し時間がかかりそう。
でも、少しずつ近づいてきた。味と食感‼︎ご近所の方にも食べてもらったら、「こんなんあるんやね!」 「サクサクって、トマトぽくない」と食べるけど、好んで食べないタイプには食べやすいと意見をもらった。
果肉部分が多くて、ゼリー状が少ないのが、美味しい‼︎
暑さのせいもあり、残念ながら大量収穫とはならないことも…。
■こたpyさん
毎朝 少しずつ 食べてます
■ミルクさん
千恋トマト5個収穫しました
■ヤマトさん
▶収穫
そのような影響もあり、今年は撤収する時期が早めになってしまった人も多くいました。
■ごつさん
久方ぶりの千恋さんの収穫です。
これで最後になるかもしれません。
■まご×3じいじさん
千恋も最後の収穫!
暑さや虫に悩まされ、なかなか収穫も難しかった…
そう、やっぱりこの夏は人間にも、ミニトマトにも過酷な環境だったんです。
■naya_さん
連日、暑すぎて…(;´Д`);
枯れないように、水を撒くのが精一杯で手入れはおろか、のび放題!
今はカメムシにチュ~チュ~されていて、きれいな実がとれません
■ポコさん
千恋ですが、2か月前に定植したトマトと同じ畝に植えたため株負けしています。
栽培期間中は記録的な猛暑に加え、オオタバコガやハモグリバエ、ハダニなどの害虫被害も発生しました。厳しい条件下でしたが、アンバサダーのみなさんは経験からの対策で乗り越えて、無事収穫までたどり着かれました。
考察!千恋が教えてくれた「栽培の奥深さ」
千恋は節間が長く、コントロールが難しい、思った味にならない、収量が伸びないというお声もありましたが、そんな中、水をたくさん必要とするという特長を掴んで、千恋は奥が深くて面白いというナビラーさんもいらっしゃいました。
だるまさん
ここに至って収穫する実がついていない。芯留めはしていないが先端の方では花芽は皆無に等しい。気候状況が連日40℃前後の環境状況が最悪。
今回タキイさんとのイベント、モニター参加の中で普段トマトを栽培した経験の中でこれほど苦労したのは初めて。今回酷暑という要因は理解できるが他に問題があったのでは?私にはなかなか問題解決ができなかったです。
千恋を分析、レポートしてくれる方も多く発見がたくさん!栽培テクニックが試される、やりがいのある上級者向け品種なのかもしれません。
■ヒロスキーさん
本日、千恋トマトを撤収しました。
【栽培してみての感想】
栽培管理:・節間が長く、樹高が高いので、強風対策の必要性を強く感じました。
・後半の果実が大きくならなかったので、追肥すればよかったと思いました。
食味:・シャキシャキした食感を活かして、サラダに入れたり生食向きですね。
・子供のおやつにはいいと思いますが、自分の感想としては物足りない(甘味と酸味のバランスが欲しい。)と感じました。
空翔猫さんの投稿はとっても勉強になります。考察がとても興味深いです。
■空翔猫さん
・・・ここで解るのは、他のミニトマトよりも根勢が強い、根量が凄いと言う事。
根量が有ると言う事は要求水分量が多いと言う事になる。枯れてしまったと言う声がチラホラ聞かれたんだが、原因は暑さだけじゃなく水枯れにも有ったのではないだろうか?照りっ照りの日差し、今年の土の乾燥は凄かっただろう。
私がトマトを育てる時、基本的にやるのは水切。程々にしておかないと花が落ちるので程々に切るのだけど、千恋の花落ちは他と比にならない。前回考察でも[千恋は他のミニトマトより要求水分量が多い]と挙げてたんだけど、コレの信憑性が高まった。
因みに、根が傷んでるかと言えば、そうでもないです。根の量も有りますし、黒くなってるとか苔ってるとかでも有りません。
・・・
別の点で千恋ちゃんを育てて思ったのは、窒素に敏感と言う点です。
千恋ちゃんの特徴は、茎が細い事。ソレは窒素が多くても茎が太くなりづらい様です。その分、脇芽と高さへ変換されるみたいに感じました。気のせいか、養液を交換すると一気に反応するやうな(最近タイミング逃して2週に1回交換なんで)脇芽と身長ブワッ、根っこ増やして体力維持、的な。
千恋ちゃん色々尖って癖強。
水多過ぎるとビヨーンて伸びるけど水無かったら実が落ちる。窒素と水多過ぎると、モサってビヨーン、あっと言う間に花芽付くからソレ維持して美味しい実を収穫するには水が沢山必要、リンカリカルも沢山必要、的になかなか癖強。・・・
千恋ちゃんの特性として、生存する為の知恵はどのミニトマトより前のめり。脇芽が伸びれば速攻横倒れしてそのまま根っこ出して根付こうとする。背も伸ばしたい、実を付けたいが故に水が欲しいからテッペンだろうと気根出す。
実付きが良い&脇芽多い、実を付けるまでの水要求量が多いって事は樹勢が強いが細マッチョ(成長優先から実付きに切り替わるタイミングが遅い)って事だから、こう言う反応に繋がってるんだなぁと、勝手に考えながら育ててました。
実が付かねぇ・・・でこんなにヤキモキしたの初めて。気温の高さは当然絡むのですが、ソレだけでは片付かない状況も有ったから、水耕栽培も並列でやってて良かった。メッチャ楽しめました。
植物も生き物で、個性がそれぞれ違うんだと改めて実感しました。まだ世の中に生まれて間もない新品種、一番初めに数々の特長に気付いたのが今回参加いただいたナビラーさん達なのでは…?
こちらも特性、上に伸びる力がすごいんです!
■Naoさん
今の千恋はこんな感じです。
上に伸びの力はすごいですね。
2m50cmを超えて伸びてます。
エピソードで振り返る千恋との日々
そして、色んな方に感想を聞いて、お料理もたくさん紹介してくれたNaoさん!
千恋の食味に関して、とても参考になりました。
■Naoさん
今週、千恋を持って行って料理教室での千恋の感想をいただきました。
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おやつがわりに食べられて、トマトくささもないのでトマト嫌いな人の子どももたちも喜んで食べてくれそうです。甘さが スッキリしていて、かたさが良い!大きさがとても食べやすい。
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口に入れてかんだら、すぐに甘味が広がってとてもおいしかったです。弾力があり、食べごたえがありました。子供のおやつに びったりです!
—————————とても甘くて、歯応えのある硬めのトマトですね。傷みにくいと思います。
ヘタがないのもいいですね。歯の悪い夫は、固い?キスイ?のだけが難、後は完璧。
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・煮込み料理に向いていると思う。・ドライトマトはうまみが凝縮されておいしかった。
・冷凍してスムージーみたいにしてみたい。
作っていただいたものは
金曜日に嫁がパン教室に行ってきました。
その時に、ドライトマトの千恋を持ち込んでフォカッチャを作ったようです。
美味しかったです。
毎月パン教室は自分もいろいろなパンが食べられるので楽しみにしています。
一流料理店のメニュー・・?!笑 お料理全部すごくおいしそうです!
このほか、これまでの菜園ナビまとめ記事の中でも、楽しくて印象的な投稿を紹介していますので、ぜひご覧になってくださいね♪
■新芽との出会い~ミニトマト「千恋」を育てよう!~ – 菜園ナビまとめ
■みんなで育てる日々~ミニトマト「千恋」一番花が咲きました!~ – 菜園ナビまとめ
■実りの喜びの時~真夏の恵み、待望の初収穫!~ – 菜園ナビまとめ
– Naoさんの千恋は糖度9.7度!
-だるまさんの、生長する千恋「甘味が増している」
-ヒロスキーさんのお嬢様の感想「普通のトマトよりこっちが美味しい」
– でんぱぱさん、千恋に忍び寄る青虫を退治「お父さんは許しませんよ!」
– naya_さん栽培しながら優しい目線「虫達へプレゼント、とても美味しかったらしい」
– まご×3じいじさんの可愛いお孫さん達との収穫体験★
まだまだこれから、9月を制する猛者たち
そして迎えた秋、まだまだこれから、千恋を育てている猛者たちはこちら!
■あきひさん
1本仕立てでコーナーを回して誘引してます。管理がしやすいし、ごちゃごちゃしにくいです。2列目は脇芽を直接さして育てました。
▶今の様子
4回目の出荷。一袋300g入り240円で販売してます。一応毎回完売してます。
▶出荷
■ペンギンさん
秋らしい寒暖差のある涼しいトマトに合った季節に。我が家のトマトがやっと復活して元気に。
モニチャレアンケートに合わせて、秋収穫開始。まだ、我が家好みの完熟果の手前収穫だが、意外と糖度は約10度と美味。
ぼちぼち収穫の段階ですね。途中から放任し、雨よけ栽培を継続中。
強い寒波が到来する12月まで、美味しい秋冬トマト収穫を続ける予定。
我が家の屋外気温。この一週間で熱帯夜から開放され、最低気温20度を切る乾燥した日も多くなってきた。やっと、トマトが過ごしやすい気候に。
ちなみに、もう一つの実の糖度は、9.9度でした。
空翔猫さんやミルクさんも、栽培を続けてくださっています。
これまでの日記、生長の記録をぜひ特設ページからご覧ください!
これからも続く千恋との暮らし、次のシーズンへの期待!
ここで、アンケートのコメントも紹介いたします!
-ナツメ型品種では高糖度に特化、収穫量に特化した品種が多い中でバランスが取れている印象を受けた。
-ポリポリと甘さと同時に果肉の食感がとても良いこと。食感が大好き‼
-酸味がないから糖度以上に甘く感じます。
-へたが簡単にとれる。保存性がいい。
– 家庭菜園はみなさんがそれぞれ工夫しながら、いろいろなやり方でされているので、こういった機会に他の方の栽培も興味深いです。
-今回の千恋ちゃん、育てがいが有って楽しいです。
今回の千恋ミニトマト栽培チャレンジを通じて、家庭菜園の醍醐味は、完璧な成功だけではないということを実感しました。暑さに押されながらも工夫を重ね、思うような味にならなくても諦めずに向き合い、そして収穫の瞬間に感じる喜びと笑顔の時間。
水耕栽培と地植えでの比較、他品種との比較、これまでの経験から気づくこと、実際に食べたり周りの方に贈って聞いた生の声…家庭菜園で育てないと気付かないことが本当にたくさんありました。アンバサダーのみなさんが教えてくださって、新しい品種「千恋」のいろんな側面を知ることができました。
来年、千恋の栽培にチャレンジしてみたいと思った方へ。今回ご紹介した体験談は、きっと栽培の道しるべになるはずです。節間の長さや水管理の難しさも、上級者への成長のステップと捉えて、ぜひ挑戦してみてください。
カリポリ食感の千恋トマトを自分の手で育て、収穫して味わう喜びを、あなたも体験してみませんか?
ミニトマト千恋(ちこ)は、今からどんどん広がっていきます。育てる人それぞれのお宅で、違う姿を見せてくれるはずです。次のシーズンでも、全国に新たなアンバサダーが増え、千恋の魅力を発見して広めていただけることを心から願っています。
菜園ナビでは、栽培の悩みを相談したり、収穫の写真を投稿して喜びを共有したり、育てた野菜の記録や日記を通して全国のユーザーと交流することができます。みんなと一緒に家庭菜園を楽しみませんか?