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ゴーヤのグリーンカーテンをご紹介

グリーンカーテンとは、つる性の植物(ゴーヤ、ヘチマ、アサガオ等)を窓際やベランダに這わせて作る自然のカーテンのことです。

夏の強い日差しを和らげ、室温の上昇を防ぐ効果が期待できます。

中でもゴーヤは、丈夫で育てやすく、グリーンカーテンの定番植物として人気があります。

実際の効果は驚くほどで、グリーンカーテンを設置することで日射の熱エネルギーを80%カットする遮蔽効果があります。すだれや遮熱ガラスよりも効果的なんです。(引用:環境省HPグリーンカーテンの涼しさのヒミツ | グリーンカーテンプロジェクト

さらにゴーヤは、他のグリーンカーテン用の植物と比べて以下の特徴があります:

・成長が早く、茂りやすい

・病害虫に強い

・水やりに多少の失敗があっても復活力がある

・収穫も楽しめる

このように、節電効果と収穫の楽しみが一度に得られるゴーヤのグリーンカーテン。これから始めるなら、今がちょうどよいタイミングです。

 

グリーンカーテンを作るのに必要な準備は?

グリーンカーテンの成功は、しっかりとした準備から始まります!

必要なものをご紹介します。

■プランターの選び方

・サイズ:生育が旺盛で草丈が高くなるので、深さ30cm以上、横幅45-60cm程度のものを推奨

・必要数:窓1枚分なら2-3個が目安

・材質:軽くて扱いやすいプラスチック製でもOK。

※排水穴の確認を忘れずに!

■支柱とネット

・支柱:高さ2m以上、直径1cm程度の頑丈なもの

・ネット:目合い10cm程度のもの

・幅:窓より広めに

・ネットを固定する為の突っ張り棒やフック

※強風対策として、支柱は必ず固定できる設計に

■土と肥料

・土:野菜用の培養土(40L程度/プランター1個)

・元肥:緩効性の化成肥料

・追肥用:液体肥料や固形肥料

※保水性と排水性のバランスが重要

■苗の選び方

・1プランターにつき2株程度

・茎が太く、葉の色が濃い健康な苗

・双葉がしっかりついて、本葉が3~4枚ついているもの

■その他の準備物

・じょうろ(水やり用)

・園芸用ハサミ(剪定用)

・手袋

・誘引用の紐やクリップ

これらの材料は、ホームセンターで一式揃えることができます。初期費用はある程度かかりますが、支柱やネットは来年も使えるので実質的な年間費用は更に抑えられます。

 

どこに設置するといい?

グリーンカーテンは設置場所によって、最大限の効果を発揮します。

■最適な設置場所の条件

・ゴーヤは日光を好むので、理想的には1日6時間以上の日光を受けられる

南向きか西向きの窓

・直射日光が当たる場所

・風通しの良い場所

・水やりがしやすい場所

※東向きの場合は、午前中しか日が当たらないため、生育が遅くなる可能性があります。

■ベランダや窓際での工夫

・ベランダの手すりを利用する場合は、プランターの重さに注意

・突っ張り棒を使う場合は、上下にしっかり固定

・強風対策として、支柱は2方向から固定するのがおすすめ

・ネットは少しだけたるませて設置(風の影響を軽減)

・エアコンの室外機の近くは避ける(温風で葉が傷む可能性あり)

設置場所が決まったら、プランターの置き場所に印をつけておくと、実際の設置作業がスムーズです。また、水やりの際の水はねなども考慮して、必要に応じてマットなどを敷くことをおすすめします。

 

ゴーヤの育て方★

さあ、いよいよゴーヤを育てていきましょう!順を追って解説します。

■土作りとプランター準備

・培養土は固まりを崩してふんわりと入れる

・プランターの底に軽石を入れて排水対策

・土は8分目まで入れる(水やり時の余裕を作る)

■苗の植え方
・1プランターに2-3株を等間隔で

・植える前日に土をたっぷり湿らせておく

・植えた後はたっぷりと水を与える

・最初の1週間は半日陰で管理がおすすめ

■水やりと肥料
・水やりは基本朝1回株元にしっかりと与えます(真夏は朝夕2回)

・追肥は植付けから2週間後にスタート

・その後は2週間に1回程度

※与えすぎは厳禁です!

■誘引のコツ

・つるが20cm程度に伸びたら開始

・主枝は真っ直ぐ上に、脇芽は左右に

・クリップや紐でネットに這わせる

梅雨時期は特に成長が早いので、誘引は小まめにチェックしましょう。

 

すくすく育つゴーヤ…管理のポイントは?

順調に育ってきたゴーヤ。より元気に育てるための管理ポイントをご紹介します。

■摘心とわき芽の管理

・本葉が6-8枚になったら、親つるである、一番太いつるの先端の芽を切り取る(摘心)

・わき芽は必要以上に増やさない

・伸びすぎた枝は適度に剪定

※密集しすぎると風通しが悪くなり、病気の原因になるので注意!

■病害虫対策

・葉は風通しよく、込み合わせない

・株元は清潔に保つ

・アブラムシが付きやすいので注意して、見つけたら早めに対処を

■真夏の管理

・朝夕の水やりを欠かさない

・日中の水やりは根が傷むので控えましょう

・強風注意報が出たら早めにネットの確認を

■収穫のコツ

・生長が早く、開花後約15~20日後に収穫時期

・収穫はハサミで切り取る

・収穫が遅れると苦みが強くなり、ネットがたえられなくなってしまうので、早めに収穫する

こまめな観察と管理で、夏の終わりまでたくさんの実を収穫できます!

 

よくある失敗と対策

初めてゴーヤを育てる方がよく遭遇する問題と、その解決方法をご紹介します。

■葉が黄色くなる

➡原因:・水のやり過ぎ ・肥料不足 ・日照不足

➡対策:・土の表面が乾いてから水をやる ・2週間に1度、追肥をする ・日当たりの良い場所に移動

■実がつかない

➡原因:・栄養が足りない ・受粉不足 ・気温が低すぎる

➡対策:・花が咲いた後追肥をする ・朝8時頃までに人工授粉をする ・真夏まで待てば自然に改善するかも

■虫の被害

➡症状:・葉に穴が開く ・新芽が食われる ・アブラムシの発生

➡対策:・早朝や夕方にチェック ・見つけたらすぐに駆除 ・予防としてネギやマリーゴールドを近くに植える

心配な症状が出たら、すぐに対策を取ることが大切です。病気や虫の被害は、早期発見・早期対応が効果的です!

 

今年の夏は、暑さを遮り、ゴーヤも食べられるグリーンカーテンを作りましょう!

ゴーヤのグリーンカーテン、いかがでしたか?

朝、カーテンの隙間から差し込む木漏れ日。日に日に成長する緑のカーテンを見上げる楽しみ。そして、自分で育てたゴーヤを収穫する喜び!

グリーンカーテンは、節電効果だけでなく、夏の暮らしに素敵な彩りを添えてくれます。初めは少し手間に感じるかもしれませんが、暑い夏を涼しく過ごしながら家族で収穫を楽しむことができます。

素敵な夏の思い出作りに、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

家庭菜園SNS菜園ナビでは、過去にグリーンカーテンコンテストを行いました♪

▶▶菜園ナビPresentsグリーンカーテンコンテスト2017

イラスト入りで分かりやすい説明はこちら!

▶▶グリーンカーテンをはじめよう!

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