こんにちは!

家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、最近は気温もぐっと下がってきましたね。

また、彼岸花も各地で綺麗な姿を見せ、植物の気候との関係を実感します。

 

さて、本日は、てんてんさんぼかし肥料についてのご投稿をご紹介します!

米ぬかの効果や使い方については、以前の菜園ナビまとめでも取り上げていますので、ご覧になってみてくださいね♪

■栽培に役立つ、米ぬか使っています!米ぬかの色々な効果、使い方、注意点。

 

米ぬかもらってきました

明日初のぼかし肥料を作りたく、近くの無人精米所に行って無料の米ぬかもらってきました

もみ殻くん炭とAmazonで注文したネオコーランを混ぜて作ってみようかと思ってます

他にも何か入れた方が良いのでしょうか?

初めてなのでおすすめや注意点など有れば教えて下さい

宜しくお願いします

米ぬか

 

ぼかし肥料、ご自身で作っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

まずは「ぼかし肥料」が何かについて見ていきましょう!

 

化成肥料、有機肥料、ぼかし肥料

みなさん栽培をする中で、野菜の生育をよくし収穫量を増やすために、肥料の活用を考えるかと思います。

肥料には、有機物を使う有機肥料と、無機物を使う化成肥料に分けられます。

化成肥料は種類や施肥のタイミングによっては、野菜や体への影響も気になります。有機肥料は、微生物に分解されることで効果を発揮するので、効果が現れるまでに時間がかかるとされています。

ぼかし肥料はすでに発酵させていて、多くの微生物を含むことなどから、すぐに植物に効き目があらわれます。ぼかし肥料も有機物を原料にしていますので、有機肥料と同様に長い効果を得られます。つまり、ぼかし肥料は効果が出やすく、効き目も長持ちするのが特徴です。

ただデメリットとして、効果が強く、肥料焼けを起こしやすいため、植物の状態を見ながら少なめに施すのがポイントです。

 

ぼかし肥料

ぼかし肥料とは、油かすや米ぬか、籾殻(もみ殻)、鶏糞(鶏ふん)などいくつかの有機物に、土(土着菌)やもみがら、発酵促進剤などを混ぜて発酵させて作る肥料のことです。昔は有機質を土などで肥料分を混ぜて肥効をぼかす(薄める)ことからその名前がついたと言われています。

使用する有機物の種類や量で、窒素・リン酸・カリウム(カリ)の三大要素を補うだけではなく、二次要素(多量要素)や微量要素、アミノ酸などの補給効果も期待できるます。 発酵させることで、有機肥料(有機質肥料)に比べて植物が吸収することができるアンモニア態窒素、硝酸態窒素に無機化されるため、施してからすぐに肥料が効き始める速効性が備わっています。また、有機物を微生物が分解するときに起こる、発熱やガスによる影響のリスクも小さくできます。

微生物が住みついていること、有機物を使用していることから、土壌の物理性(団粒構造)や生物製の改善の効果も期待できるでしょう。

 

ぼかし肥料の使い方

ぼかし肥料は原材料によって成分が異なり、散布の量は一概には言えません。含まれている成分と土壌、作物の様子を見ながら、少量から施すようにしましょう。

畑に元肥として施肥する場合、通常有機肥料を使う量より少なめか半分のぼかし肥料を与えます。

ぼかし肥料は有機肥料より即効性があり、窒素成分を多く含んでいるので、窒素が過剰になって、茎葉が茂りすぎて実がならない、樹勢が強くなりすぎたり、病害虫による被害を受けやすくなるなどの悪影響が出る可能性があります。植物の栽培に慣れていない方は、元肥としてぼかし肥料を扱うのは避けた方がよいかもしれません。

追肥として使用する場合は、追肥のタイミングで少量を土にまきます。また、土に混ぜ込むのではなく、土の表面にパラッと撒く程度でも十分に効果が出ます。肥料が多いと、窒素成分が多くなりすぎてしまうので注意してください。

乾燥したぼかし肥料は、表面に散布すると風で飛びやすいので、散布後に軽く土と混ぜ合わせるか、水を含ませて塊として使うと良いでしょう。散布する場所は、畝の肩など株元から少し離れたところにしましょう。

 

ぼかし肥料の作り方について

ぼかし肥料の作り方は、感覚的に行われる部分も多いです。、原材料や発酵の仕方、発酵に使う菌の種類によって細かな違いがあり、発酵が進んでいるかなどを判断するためには、白カビの生え具合などの見た目や匂いの情報が大事になってきます。

自作のぼかし肥料の代表的な材料は、米ぬかや油かす、魚粉、鶏糞などですが、コーヒーかすやふすまなどチッソを含んだ動植物性の有機物であればどんなものでも使えます。ただし、木質の材料は、木の皮やクズなども発酵するまでに長い時間がかかるので注意してください。

ぼかし肥料を作る材料の種類や量、組み合わせは特に決まっておらず、どの材料を使ってどのくらいの量にして、何を組み合わせるかで、できあがる肥料が変わってきます。

使う材料が肥料になった時にどんな成分の効果をあらわすのか知っておきましょう。一般的にチッソなら油かす、リン酸なら魚粉、カリなら草木灰(そうもくばい)などです。油かす類などの植物質肥料はリン酸が少なく、魚かすや魚粉などの動物質肥料はカリウム(加里)が少ないため、油かす類と魚かすなどを混ぜ合わせて、ぼかし肥料を作るとバランスの良い肥料ができます。ただし、カリウム(加里)はぼかし肥料では補いづらい成分となるため、不足分は草木灰や硫酸カリウムなどの資材を一緒に使用すると良いでしょう。

 

米ぬかぼかし肥料は好気性発酵でも嫌気性発酵でも作ることができ、得られる肥効(肥料の効果、養分)はほぼ同じです。今回は、好気性発酵で必要な切り返しなどの作業が不要で手間がかからず、効率よく微生物を増やすことができる発酵促進剤を使った嫌気性発酵での作り方を紹介します。

材料がそろって作り方を決めたら、市販の発酵菌(微生物資材)を混ぜ合わせていきます。通常、微生物を増やし、より発酵を促進させるために、コーランネオやEM菌が含まれた資材(EM1号、EM-1など)などの発酵促進剤を添加します。

混ぜ合わせたときに水分が多いと腐ってしまうので、分量はちゃんと計量し水分含有量は40%程度にする必要があります。材料を手でギュッとすれば固まるけど、指で触れるとくずれるぐらいが目安です。混ぜ合わせた肥料が手で握れば固まり、指で押すとパラパラ崩れる状態を目安にして下さい。

材料を混ぜて、通気性のないナイロン袋や、丈夫な袋へ入れ密閉します。 嫌気性発酵では発酵の最中に空気(酸素)が加わってしまうと水と二酸化炭素に分かれ、肥料として使えなくなるためなるべく真空になるようきっちりと密閉してください。

それから、直射日光の当たらない風通しがよい日陰へ置いてビニールシートをかぶせて発酵させていきます。袋を開けて匂いをかいでみて、発酵した甘酸っぱいような匂いがしたら、ぼかし肥料として使うことができます。

 

みんなはどうやって作っている?気になるナビラーさんのぼかし肥料

てんてんさんの問いかけに対し、ナビラー(ユーザー)のみなさんから自作のぼかし肥料をご紹介していただけました!

Naoさん

ぼかし肥は人によって様々ですが、自分は、米ぬか : 油粕 : 苦土石灰が4 : 1 : 1(重量比)で作っています。オプションで骨粉を追加することもありますね。

菌はネオコーランを使いますね。

 

1番の注意点は全量の1/10の水を使うということでしょうか。多く入れると腐ってしまうので注意ですね。

そうそうぼかし肥は「好気性発酵」「嫌気性発酵」の2種類がありますが失敗がしにくいのは 嫌気性発酵です。自分も嫌気性発酵で作ってますよ。

比率や入れるものは様々です。一つの例ですね。

 

六実のおじさんさん

ボカシ作りたければ、作ればいい。

最大の原料である米糠が高くて、買えませんでした。無料で手に入ることを教えてもらってから、ほぼ毎週、作っています。

米糠8と油粕1を薄めた天恵緑汁でこねて、1週間置くんです。たまに気分で、切り返し(かき混ぜ)します。

ボカシこねてると、豊作の予感がします。楽しいですよ。

 

たけさん

今日農家さんとちょうど米ぬかぼかしの話になりましたが、今日あった農家さんは米ぬかにパックの納豆を水に溶いたものだけで作ってるって言われていましたね。

 

かぼちゃさん

タレのついてない消費税込みで49円の納豆と無料の米ぬかで畑の雑草と混ぜて肥料にしています。超安上がりです。

 

まご×3じいじさん

ご参考になるか?ですがお時間があるときに参照してみてください。

嫌気性発酵で約1ヶ月発酵させてから使用しています。

直近は7月に仕込み、8月末から使用しています。秋冬向けetcの記録「ボカシ肥料作成」:まご×3じいじさんの日記 by 菜園ナビ (saien-navi.jp)

 

シンさん

自分もボカシ肥料作るためにコイン精米機でいつもいただいてましたが、今年に入り、肥料の高騰でどこのコイン精米機も空の状態でした。

やはり、みな同じこと考えてるみたいですね。

自分の場合、米ぬかに、もみ殻くんたん、骨粉入り油かす、

発酵を促すために、納豆をお湯で溶いて入れ、たまに、ヨーグルトを入れたりしてます。

小さな10坪ぐらいの畑ですから夏野菜用に一回、冬野菜用に一回と

年に二回、45リットルのビニール袋に1回2袋ぐらいかな?

 

かただんごさん

本日たまたま私も仕込みました。

毎回同じ配合ではなく、その時に手元にあるもので作っています。

本日の材料は、米ぬか・コーヒー滓・牛糞堆肥・草木灰、これに前回作ったボカシを種に加えました。材料がカラカラに乾いていなければ水分は加えません。

 

六実のおじさんさん

私も負けずに、作りました。米糠8+油かす1+もみ殻燻炭1種菌は天恵緑汁。

県っ帰省発酵は、切り返しの必要がないから楽です。

ぼかし肥料

 

みなさん、それぞれ自作のぼかし肥料、とっても参考になります!てんてんさんもこれから作る肥料のヒントになったのではないでしょうか☆

てんてんさん

皆さんからいただきました情報をもとに、自分なりに勉強し考えてます(めっちゃ楽しい)

 

Naoさん

楽しむのが一番ですね。

 

畑にどんな効果が期待できるか考えて作るのも楽しいですね♪

てんてんさんの日記は菜園ナビで公開いただいています。

■てんてんさんの日記: 米ぬかもらってきました

 

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