こんにちは!
菜園ナビ運営事務局のワイです♪
本日は、前回に引き続きサトイモのお話。
■前回:育てているサトイモの品種が分からなくなった!葉で見分けるのは難しい?
通りがかりに畑を覗いてみると、大きな葉を見ることもあるのではないでしょうか?サトイモ育っています!
ヒロスキーさんとナビラー(菜園ナビユーザー)さんのやり取りから、学ぶことも多いです。
サトイモさんのご様子
サトイモさんのご様子ですヾ(≧▽≦)ノ
葉の枚数は、例年に比べて少ない(ハスモンヨトウ被害)ですが、親芋の大きさは平年並みです。
収量予想は、平年並みですね。収穫は、10月28日(土)から始める予定です。
ヒロスキーさんの大きく勢いのある里芋の葉と茎に、ナビラーさんからも感嘆の声があがりました。
ロンキチさん
立派な里芋ですね。
収穫が楽しみですね(^^)/豚汁の季節ですな~
サトイモの栽培、水やりは?
オーキッドさん
よく出来ていますね。
今年は猛暑でしたが夏の水やりどうされていました?、私とこは雨は降らずと異常な暑さで途中であきらめました。
ヒロスキーさん
水遣りは1度もしていません。Σ(・ω・ノ)ノ!
もう限界かなって思うたびに雨が降ります。2週間雨が降らなかった時は、葉っぱが少し枯れました。(^_^;)
今年は、雨不足も深刻でしたが、ハスモンヨトウが大発生して被害が大きかったです。
なんと!一度も水やりをされていないそうです。土壌の状態が良いのでしょうね!
サトイモは水切れになると肥大や生育に影響が出るので、水切れしないように気をつけましょう。サトイモは、もともと高温多湿を好み、かつ日光を浴びる必要があるので、できれば常に土が湿気ている状態が望ましいです。
ただし、水のやり過ぎも茎や葉ばかりが大きくなってしまうので、できるだけ土の保水力を高め、適量の水を与えます。
ちなみに後にも出てくる、ハスモンヨトウとは、農業害虫として知られており、雑食性で広範囲の作物を食害するヨトウムシ類の一種です。様々な作物で被害が発生しやすく、野菜・果樹・花卉・タバコ・綿や他の昆虫があまり食べないシソの葉にもつくといわれ、食害のレベルも非常に激しく、キャベツや白菜など菜類では、一晩で網の目になるほど食い荒らしてしまいます。ヨトウガに姿が似ていますが、老齢幼虫で比べるとヨトウガは黄褐色に対し、ハスモンヨトウは頭の色が黒です。↓幼虫
Gポパイさん
収穫が楽しみですね。権兵衛の畑は芋類は悲惨です。ジャガイモ、サツマイモ共に今年も不作でした。里芋は昨年まるっきり駄目だったので今年は栽培はしませんでした
畑の土の改良が必要な様です。籾殻、米糠等を漉き込んでみようと思います。
Gポパイさんも仰っているように、水やりだけではなく、土の改良がポイントになりそう!
葉が倒れているのは連作障害?
フォルサさん
葉がたくさん茂って良い感じじゃないですか⁉︎雑草管理もしてるようで
うちのは次々葉が倒れてるんだけど何でだろ?茎の根元あたりから溶けるように折れてます…里芋専用エリアで3年ほど作ってるから連作障害?
ヒロスキーさん
葉の量は例年比1~2割少ないです。うちの里芋も、古い葉からどんどん倒れていきます。
芋類で連作障害ってあまり聞かないですね。
ツヨシさん
少なくとも3年は空けるように、苦労しています。
ヒロスキーさん
里芋の連作障害は、ネットでググったらありましたΣ(・ω・ノ)ノ!うちでは4年ローテーションなので気づきませんでした。
葉が倒れているのは、古くなって倒れているのは問題ないですが、害虫が原因だったり、連作障害の可能性もあるそうです。
ヒロスキーさんが、webサイトを紹介してくださっているので、気になった方は実際のやり取りをご覧ください。
害虫の被害は葉で留まるが、周囲へ影響するなら駆除すべき!
葉が倒れても子芋は太り続けるが、寒くなる時期は霜対策が肝要!
タヌタヌ=毛玉さん
里芋、元気そうですね。うちの里芋、徐々に葉が倒れてきています。葉が全部枯れたり芋虫(ハスモンヨトウ?)に喰われたりして、これ以上光合成が望めないものから掘って収穫していますが、収穫量はいまいちです。
まだ株が大きくて葉もたくさん残っているのもあるので、こちらに期待しているところです。
早く豚汁が食べたい気温になってきました(笑)。
すずちゃまさん
ヒロスキーさんの里いもめっちゃ葉っぱきれいです・・
今年はキャタピラ系の虫が異常発生して、いくらつぶしてもつぶしてもどこからか戻ってきて 葉っぱがどんどん食われていきます・・被害にびびって慌てて葉っぱに薬かけたんですけど…展着剤?まぜても葉っぱがはじくから・・全部転がって落ちてそれできくのかどうだか・・・・めっちゃ怪しい・・(T-T)
今日も後でつぶしに行ってきます・・・(ぎょえーとおもいながら やっぱテデトール・ツブースが最強)
「テデトール・ツブース」は薬剤の名前でなく、「手で取る・潰す」の意。笑
かただんごさん
私のサトイモにも色々な虫が来ますが、セスジスズメ以外は無視だな。今さら駆除しても青い葉はもう終わるから。芋は葉が倒れてからも余力で太るから、あわてて収穫する必要はないですよ。畝に余裕があるなら、霜に当てないように埋めておいたらいい。
タヌタヌ=毛玉さん
そうですか、葉を刈り取っても子芋は太り続けるんですね。
ということはその栄養分は親芋から貰っているんでしょうか。葉が倒れても葉に残っている養分が芋に還元されると思うので、葉が(葉柄の部分も)枯れてしまってから収穫するのがいいだろうとは思ってましたが、葉を刈り取っても子芋は太り続けるんだ。
ヒロスキーさん
かただんごさんのおっしゃるとおり、今からの害虫駆除は収量には影響しないと思います。里芋は、葉が倒れても(葉を刈り取っても)子芋は太り続けます。土を盛って埋めておけば、年明け始め(翌年の1月上旬位まで)までは太り続けますね。
だがしかし、害虫が成虫になって移動して、近所の畑を荒らしたりすることを考えると、どうしても駆除せざるを得ないんですよね。(隣の畑には迷惑かけられないので、「お互い様」の気持ちです。)
参考までに、里芋は初霜が降りる頃に埋めますが、うちでは以下の方法でやっています。
①茎を刈り取って
②新聞紙をビニール袋に入れた物を被せて
③上から土を盛る
タヌタヌ=毛玉さん
今年は葉が枯れてしまっても畝に置いておけるものはしばらくそのままにしといてみます、霜対策をして。
収穫前、サトイモの葉を食害する害虫は駆除する必要はあまりないですが、周囲に影響があるなら気を付けなければなりませんね。
そして、葉が倒れても子芋は太り続ける!
ヒロスキーさんが写真も載せて詳しく霜対策を教えてくださいました!とても参考になりますね。
草マルチの効果
ツヨシさん
今年も豊作の様子に凄いですね。昨年の大豊作を拝見して、せめてその半分でもと、暑さにも負けず水やりに精を出したのですが、皆さんと同類です。
<水遣りは1度もしていません。Σ(・ω・ノ)ノ!
やはり、草マルチ効果が大きいでしょうか。当方は初めてマルチ栽培を試みたのですが。葉茎が枯れてから、淡い期待をもって収獲します。
ヒロスキーさん
草マルチの効果についてですが、雨不足の時は草マルチの下もからからになるので、水分保持の効果はあまりないと思います。
どちらかと言えば、「地温の上がり過ぎの抑制」、「防草効果」の方がメインと思っています。
ツヨシさん
ヒロスキーさん。いろいろ具体的に説明をいただきありがとうございます。実践に繋げて行きます。
ツヨシさんもヒロスキーさんのご助言がとても参考になったようです。
草マルチの効果は上記になりますが、水分保持についてはしっかり対策しないといけません。
サトイモはやはり、水切れしないことが大事。その他サトイモの栽培に役立つQ&A!
ヒロスキーさん
今日は農家さんと情報交換する機会があって、今年の里芋の作柄は全国的に「深刻な不作」のようです。雨不足の影響と思われる、「子芋・孫芋が出来ていない」・「親芋ばかり大きくなっている」とのこと。7月~8月の子芋が出来る時期の雨不足が影響したようです。なんか、うちの里芋も不安になってきましたね(^_^;)
また、その農家さんは、「親芋を翌年の種芋にする栽培法」に興味があり、栽培技術を確立する上での課題や問題点が話題に上がりました。
主な内容(私の経験則・推測)は、
Q 「種芋に親芋:子芋」の収量比較は?
A 親芋5:子芋1
「親芋を種芋」=収穫出来る親芋・子芋・孫芋の合計個数=50個
「子芋を種芋」=収穫出来る親芋・子芋・孫芋の合計個数=10個
の対比です。
Q 栽培方法の課題は?
A 親芋の冬越しが難しい(成功率50%)
Q 「種芋の逆さ植え」との収量比較は?
A やったことは無いが、おそらく変わらない(芽出しが遅れるため。)
Q 品種別の比較は?
A 子芋・孫芋を取る品種に有効
タヌタヌ=毛玉さん
確かに、まだ枯れたのを少し収穫しただけですが、割と大きい株なのに掘ってみると子芋が全然ついてないものもありました。
と思えば、小振りの株でも期待せずに掘ってみると親芋よりも子芋がいくつも良く太っている株も…。庭のあちこちに植えていたので、陽当たりとかそれに伴う土の渇き具合の差なのかなと思っておりますが…。
うちは毎年親芋を種芋にしています。親芋も収穫してすぐは食べれるよと妻に言うのですが、調理しようとしないので必然的に(笑)。逆さ植えの勇気はないので、寝かせ植え(横植え)にしとります。
サトイモを栽培されている方、とても多いと思います。やり取りされていたみなさん得るものがあったと思うのですが、ご覧になったみなさんも大変勉強になったのではないでしょうか?
実践からくる体験談や、普段栽培にアンテナを張っているみなさんが得た情報を知り得る機会ってなかなかないですよね!
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本日の実際のやり取りはこちらでご覧いただけます。
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