こんにちは!

家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです♪

10月も中旬になり、朝晩冷え込むようになってきましたね。

夏野菜の収穫も一段落し、「冬の間は家庭菜園をどうしようか」と考えている方も多いのではないでしょうか。今の時期に植え付ける「冬越え野菜」は、家庭菜園の醍醐味なんです!寒い冬を乗り越えて、春にとっても美味しい野菜を収穫できる嬉しさは、一度味わったらやみつきになりますよ♪

冬越え野菜の魅力は、なんといっても春の早い時期に収穫できること。市販の野菜がまだ高い時期に、自家製の新鮮な野菜が食卓に並ぶのは本当に嬉しいものです。

ただし、「植え付けのタイミング」と「冬の管理」に気を付ける必要があります。今回は、特に育てやすくて人気の高いニンニク・タマネギ・ソラマメの3品目を中心に、冬越え栽培を成功させるポイントをご紹介します。

来春の豊かな収穫を目指して、一緒に挑戦してみませんか?

 

冬越え野菜、選抜3品目!植え付け適期も

今回は「ニンニク・タマネギ、ソラマメ」をお勧めします。

冬越え野菜の中でも特に育てやすく、失敗が少ない品目で、植え付け後にそんなに手間もかからず、春には収穫できる安定感があります。また、どれも料理に欠かせな

い野菜で、自家製ならではの風味と新鮮さを楽しめるのも魅力です!

 

■ニンニク

植え付け適期:10月上旬~11月上旬

!冬越え野菜の中でも特に手間いらずで、初心者におすすめです。一度植えれば翌年6月まで、そんなに手間をかけずに育ってくれます。

!球根選びのポイント

ホームセンターで大きくてしっかりした球根を選んで、1片ずつに分けて植え付ける

!植え方のコツ

植え付けの深さは球根の2~3倍(約5cm)、株間は10~15cmが目安です。尖った方を上にして植え付け、軽く土をかぶせて、植え付け後はたっぷりと水やりをします。

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■タマネギ

植え付け適期:11月上旬~12月上旬

!春の食卓に欠かせない野菜。自家製なら辛味が少なく、甘みたっぷりの美味しいタマネギが収穫できます。

!苗選びのポイント

苗の太さは鉛筆程度のものを選ぶ(太すぎると花が咲いてしまう)

!植え方のコツ

株間15cm、苗の白い部分が少し見える程度の浅植えで、根を軽くほぐしてから植え付けます。植え付け後1ヶ月は週1回程度の水やりを行い、その後は基本的に雨水のみでOKです。

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■ソラマメ

種まき適期:10月下旬~11月中旬

!「空に向かって豆ができる」ことからその名がついた、春の味覚の代表格。採れたての甘さは格別で、一度味わったら市販品には戻れません!

!種まきのコツ

株間30cm程度でゆったりと、深さは種の2倍程度(約3cm)のところに種の黒い部分(おはぐろ)を斜め下に向けて植える

!植え方のコツ

種の黒い部分を斜め下に向けて、土から少し顔が出る程度の浅めに植え付けます。発芽後は草丈20cm程度になったら土寄せを行い、根元をしっかりと固定させましょう。

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冬の寒さ対策(マルチング、防寒シート)

冬越え野菜を成功させる最大のポイントは「寒さ対策」です!適切な保温対策を行うことで、厳しい冬を乗り越えて春の豊かな収穫につなげることができます。

▶マルチング(敷きわら・黒マルチ)

!敷きわらマルチ

稲わらや麦わらを株元に敷き詰める昔ながらの方法です。土の温度を一定に保ち、霜から根を守ってくれます。

また、雑草防止効果もあり一石二鳥!ホームセンターで購入できるほか、近くの農家さんに分けてもらえることも。

!黒マルチシート

ビニール製の黒いシートを畝全体に張る方法です。太陽熱を吸収して地温を上げ、土の乾燥も防いでくれます。

植え付け前に張っておくと、穴あけも簡単で作業効率もアップ!

▶防寒シート・不織布

!不織布(べたがけ)

軽くて通気性の良い白い布状のシート。野菜に直接かぶせても大丈夫で、光も通すので成長を妨げません。

霜や冷たい風から野菜を優しく守ってくれる、冬越え栽培の強い味方です。

!防寒シート(トンネル支柱使用)

支柱を立ててビニールや不織布でトンネル状に覆う方法。

特にソラマメなど寒さに弱い野菜におすすめ。日中は暖かく、夜間の冷え込みからしっかりガードしてくれます。

▶地域別寒さ対策のコツ

・関東以南:マルチングだけでも十分な場合が多い

・中部・関西:マルチング+不織布の組み合わせが安心

・東北・北海道:トンネル栽培が必須、二重被覆も検討を

これからの寒さ対策は「やりすぎ」くらいがちょうど良い!特に植え付け直後の幼苗期は、しっかりと保温してあげることが成功の秘訣です♪

 

春の収穫に向けた管理のコツ

▶冬の水やり頻度調整

!基本は「控えめ」が鉄則

冬場は野菜の成長がゆっくりになるため、水やりは夏場の半分以下でOK。土の表面が乾いてから、時間をおいて与える程度で十分です。

!タイミングは午前中に

冬の水やりは午前中に行いましょう。夕方に水やりすると夜間に凍結して根を傷める原因にもなります。晴れた日の午前10時頃がベストタイミングです!

!雨水を活用

冬場は雨や雪解け水で十分な水分が確保できることが多いので、基本的には自然の恵みに任せるようにし、乾燥した時だけ補水する程度でも大丈夫です。

▶春に向けた追肥のタイミング

!2月下旬~3月上旬が勝負時

暖かくなり始める時期に追肥を行うことで、春の急成長に備えます。化成肥料を株元にパラパラと撒き、軽く土と混ぜ合わせましょう。

!ニンニク:2月に1回、球の肥大を促進

!タマネギ:2月と4月の2回、玉の充実のために

!ソラマメ:3月に1回、花芽分化を促進

 

水やり、追肥を適度に行って冬を越しましょう。

春を迎え暖かくなったら、徐々に気温の変化に慣らしていったり、姿を現す虫たちの対策にも注意しないといけません。

冬から春にかけて管理をしっかり行えば、5~6月には自慢の野菜が収穫できますよ♪

 

よくある失敗例と対策

冬越え野菜栽培でよくある「あるある失敗」をまとめました。事前に知っておけば、同じ失敗を避けることができますよ!

▶水やりの失敗

!失敗例:夏と同じ感覚で毎日水やりしてしまった→根腐れや凍害の原因に。特に夕方の水やりは厳禁!

!対策:冬は「控えめ」が基本

土の表面が乾いてから2~3日待ってから、午前中にたっぷりと。基本的には雨水だけでも十分育ちます。

▶寒さ対策の失敗

!失敗例:「うちの地域は暖かいから大丈夫」と油断した→急な寒波で一夜にして全滅…なんてことも

!対策:寒さ対策は万全に

マルチングや不織布は「保険」だと思って必ず準備を。特に植え付け直後の1ヶ月間は手厚く保護しましょう。

▶苗・種選びの失敗

!失敗例:安いからと小さすぎる苗や古い種を選んでしまった→発芽不良や冬越し失敗の原因に

!対策:良質な苗・新鮮な種を選ぶ

タマネギ苗は鉛筆程度の太さ、ニンニクは大きくて重い球根、ソラマメは当年産の新しい種を選びましょう。初期投資を渋ると後で後悔します!

 

いかがでしたか?冬越え野菜の栽培は、最初は「本当に冬を越せるの?」と不安になるかもしれませんが、適切な時期に植え付けて、寒さ対策をしっかり行えば、初心者の方でも十分成功できます!

今回ご紹介したニンニク・タマネギ・ソラマメは、どれも冬越え野菜の入門編としておすすめの品目です。冬の間は野菜たちもゆっくり休んでいるように見えますが、土の中では着実に根を張り、春の成長に向けて力を蓄えています。寒い時期に弱ってしまわないよう対策をしっかりと行い見守った後、春に収穫する自家製野菜の美味しさは格別です!

ぜひ今年は冬越え野菜にチャレンジして、来春の豊かな食卓を楽しみにしてくださいね。

菜園ナビでも、冬越え野菜の栽培記録をたくさんの方が投稿されています。分からないことがあれば、ぜひコミュニティで質問してみてください。きっと親切な菜園仲間が教えてくれますよ!

それでは、今日の内容を参考に、素敵な冬越え栽培ライフをお過ごしください♪

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