こんにちは!
家庭菜園SNS菜園ナビ運営事務局のワイです。
2025年、年明け最初の投稿です!本年も家庭菜園に関する話題で盛り上がっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日も、畑でのお困りごとをナビラー(菜園ナビユーザー)のみなさんにご教授いただく投稿をご紹介します!
畑にある「木」の分解について「おしえてください!」
みなさんが思う「畑」には、何が存在していますか?
土、堆肥、肥料、種、苗…言い方の違いもあり、色々と出てくると思うのですが、家庭菜園をされている方は無限に上げられるかもしれませんね笑
葉っぱ、腐葉土、牛糞、米ぬか、虫、糸状菌…この記事の中にもたくさん出てきます。
そんな中でえつこさんがどう扱えばいいか困っているのが、「木」です!
木は、自然に分解されるのでしょうか?みなさんに聞いてみます。
木の分解・腐葉土について教えてください
木の分解について教えてくださいm(__)m
昔使っていた畑に、近くで切った木を数年間置いていました。置いてある場所は3・4坪くらいです。そこの畑を復活させたくある程度木を移動したのですが、太い木や腐葉土になりかけのものが残っています。木は太くても15cmくらいで、残っているものはほとんど枝や5cmくらいの細めの木です。
残っている木や枝は回りが黒くなり、腐葉土になりかけています。重くて運べないものと腐葉土になりかけで動かすのがもったいない(このまま肥料として使えればラッキー)と思ったもの等が居残っています。木や枝を積んでいただけなので隙間があり分解?があまり進んでいません。
お聞きしたいのは、早めに腐葉土にする方法があるかどうかです。
イメージは牛糞やわかめちゃん魔法水や米ぬかを入れたりすることなのですが、他にも何か良い方法があれば知りたいです。また笑われるかもしれませんが上記のものを混ぜ込んで自然発火が心配です^_^;
そのあたりも教えて頂けたら幸いです。宜しくお願いしますm(__)m
イメージ
木を分解させる廃菌床!
この質問にさっそくコメントが寄せられました。
たけさん
固い木の細胞を分解できるのはキノコ菌だけです。なので廃菌床などがあればそれを混ぜたらいいと思います。なにもよく目にするキノコたちだけがキノコ菌というわけでもなく自然界には多くあります。
森や林などで樹が茂っている下の土、林床部分を少し掘ると白い塊(はんぺん状のもの)や白い菌糸がたくさんついた土などがあると思います。彼らもキノコ菌なのでそういったものを持ってきて一緒に混ぜておくと早く分解されるかもしれません。
えつこさん
キノコ菌ですが、移動させた木に白くて小さなサルノコシカケのようなものがたくさんついていました。
あれもキノコでしょうか?触った感じポップコーンみたいな触感でしたが…。
空翔猫さん
木に限定して分解させたいのであればコンポスト用・カブトムシ用の生タイプ廃菌床なら別な菌が入って無いのでオススメです〜。
上記にドリップコーヒー殻や紅茶の飲み殻、籾殻、米糠等混ぜた物に木を埋めときます。生き残ってた茸の菌が繁殖して木に付けば分解されます。
オススメの茸は椎茸・キクラゲ等、木に生える茸です。マッシュルーム菌床は木を食べる茸じゃないので期待できません。
えつこさん
昆虫用の廃菌床でも良いんですね!
椎茸はやったことありますが小さな円柱のやつを木に埋めただけで、細かな菌が売っているということでしょうか?キクラゲは気温的にも厳しそうです。
空翔猫さん
クワガタ・カブトムシは卵を産んだりするのに廃菌床が売られています。廃菌床でも、菌がまだ残っているヤツ(白い菌)が有り、その菌は幼虫の餌になりますので[栄養剤]と書かれてる場合も有ります。
残った菌が木に移るので、廃菌床狙いが1番安く菌床の数を買えるかなぁと思います。私が経験した物だと、キクラゲ廃菌床を放置した近くに柿木の伐採丸太を置いといたら丸太からキクラゲ生えた経験が有ります。
木に菌を植え付けるのは大体今頃なんですが、その木に菌が回るには時間がかかりますので、直ぐに目に見える速度での分解はされません。
廃菌床を混ぜるのが効果的と、有力な情報を得られました。
糸状菌で腐蝕に時間をかけ、窒素を取り込む
また、窒素を取り込むこともキーポイントになるようで…
イケ菜さん
今流行りの(今って事ないと思うけれど)菌ちゃん農法で畝の両脇に廃材(木片)を置き、中央に細かい木や落ち葉、米ぬか等を混ぜて土を被せ畝高上げてマルチ貼り3ヶ月ほど待って無肥料でやってみるのも面白いかもですね。
菌ちゃん農法ですと糸状菌で木材の腐蝕をゆっくりと長期にさせて空気中の窒素を取り込み…ってみたいです。
普通に圃場に畝たてるよりも意外に場所を取る感じなのと材料の木片が無くなったので自分はちょっと手を出さない感じですがもし場所と時間の融通きくなら試すのも楽しいかなー なんて思ってこちらのコメント拝見させていただいてました。
えつこさん
聞いた感じだと一番できそうだなと思いました。菌ちゃん農法存じ上げませんでしたが書籍が出ているみたいなので図書館で予約しました。夏を目指して使いたいと思っていましたが使えなくても問題ない場所なので試せそうだと思いました。
かただんごさん
私の菜園の隣人は菌ちゃん農法で、木質系の廃材を埋め込んだり畝の縁取りに使ったりしています。不耕起なので、邪魔にならないところなら腐熟に長期間かかっても支障ないと言っています。
えつこさん
イケ菜さんも仰っていましたが菌ちゃん農法ちょっと気になっています。それよりも耕さない農法があるのも知りませんでした。畑は必ず耕して使うものと思っていましたが、耕さないもありなんですね。
菌ちゃん農法を参考に、時間をかけて分解させ、堆肥化する方法もあるようです。
木の分解には長い時間がかかる
ただ、だいぶ時間がかかるのでは?というご意見も。
yuituさん
木の分解ですが
真ん中の方にあるグラフですが、環境にもよりますが木が肥料になるには数十年かかってしまいます。(それまでは肥料どころか逆に窒素を食べてしまいます。)その証拠に数年そのままなんですよね。
期待せずにすみっこの土に埋めるか、燃やす方が早いですね。
えつこさん
そんなにかかるんですか!順番にコメントを拝読させて頂き、yuituさんのコメントで驚いています。1年くらいでどうにかならないかなと甘い考えでした。
隅っこに寄せるはありです。本当は燃やしたいのですが煙が気になるところです。
ご近所さんへの影響も考えると、燃やすことも難しいですね…。
木の分解を出来るだけ早くするためのポイント!
時間がかかりそうな木の分解を、もっと早くするために今までの知識からのアドバイスもいただきました★
まるさん
つきなみな意見ですが、木片をできるだけ細かくすること、水分を適正に保つこと、窒素分を補給することだと思います。
ある程度 腐っているとのことですので分解を促進させる方向で考えてみられればと思います。以前切り株などの廃材のチップを買ってきて石灰窒素を混ぜて放置し、その後竹林の俗にいうはんぺんを混ぜてフレコンバックに詰めてブルーシートをかけて堆肥化させました。石灰窒素を混ぜたのは草の種、コガネムシなどを駆除したいのと分解を促進させるとあったからです。
今回は尿素(入れすぎ注意)なんかで良いのでは?石灰窒素は高いので。米ぬかもあればベストだと思います。春に畝間にまいて自然に分解されるのを期待するというのもありだと思います。いずれにせよ細かくすることだと思います。
えつこさん
やっぱり細かくするのが良いですよね。なんとなくそんな気はしていますが、このまま細かくせずどうにか土になってくれないかなと…。
石灰窒素良さそうですね。yuituさんも仰っていましたが窒素が必要なんですね。探してみようと思います。
でんぱぱさん
腐葉土と言うよりバーク堆肥に近いと思いますが、私もまるさんと同じでナタとかノコとかで出来るだけ細かくすること、適度な水分が有ることが条件かと思いますし、土に埋めたほうが分解は早いかと思います。添加するのはえつこさんが考えているもので全く問題ないかと思います。
ただ畑として早く使いたいのであれば時間がかかるのは間違いないので、数年待つつもりが無いならゴミとして処分するか別の場所に移動させる方が良いかと。あとはシロアリを呼ぶ可能性も有るので住宅地近くなら尚更早く処分した方が良いと思います。
これまでのアドバイスと、お2人のコメントから、下記は早く分解する為のポイントになりそうです。
・廃菌床を混ぜる
・木片をできるだけ細かくする
・適度な水分を与える
・窒素分を補給する
自然発火の心配はなさそう!
また、えつこさんは発酵させる際に温度が上がって発火することはないかも気になっていました。そちらについては心配しなくても大丈夫なようです。
六実のおじさんさん
木を肥料化するのは、不勉強でわかりませんが、時間がかかるのは事実です。
落ち葉を集めて自然発火???私も落ち葉を集めて、温床もどきにします。ビニールを張ると内部に水滴が付きます。(温度があがってる)種まきポットを置くと、発芽します。
最高最低温度計を入れたところ真冬で、最低5度、最高は30度以上あまり天気がいいので裾を開けました。発火温度にはならないと思いますよ。聞いたこともないです。
ヒロスキーさん
自然発火についてですが、「木材は、約180℃を超えると木材成分の熱分解が始まり、可燃性ガスを放出し始めます。 さらに温度が上昇し約250℃程度に達した状態で、火源を近づけると、引火します。 さらに温度が上昇し、約450℃に達すると、火源が無くても発火します。」とあります。
堆肥の発酵熱は、石灰を混ぜて温度を上げたとしても70℃くらいですので、自然発火はしませんから安心してください。
話は飛んで、菌床のアドバイス!
廃菌床の話から、菌床にも関心が広がり…
えつこさん
皆さんコメントありがとうございます。キノコや菌床と聞いて、このまま菌床が作れないかなと考えてしまいました。
空翔猫さん
種菌ですが、売ってます。今だとご存知の様に椎茸で使った駒タイプ各種がよくHCに売ってます。駒タイプじゃない、細やかなタイプの瓶詰め(固まってるのでスプーンで掻き出します)もネットで売ってます。木を使う場合は菌床ではなく原木になりますが、太い木でしたら穴空けて駒打って水分管理等で2年位で椎茸生えて来るかなと。ナビでやってる人もいらっしゃるので見てみると良いです。
菌床作る時は主にオガクズと栄養剤(米糠やフスマ・コーンスターチ等)使いますが、煮たりして滅菌しないと色んな菌が混ざってカラフルな失敗菌床が出来上がります(遠い目)
因みに、原木出来上がるのは木が短い方が早いです。キノコがついでであれば薄くスライスした物に種菌サンドイッチさして作るのが菌が回るの1番早いみたいです。薄くスライスした木であれば家庭でも原木を煮る事が安易で成功率が高いと思います。
家庭菜園をされているみなさんの中には野菜の栽培だけでなく、菌床に関心の高い方も多いのでは?
菜園ナビにはその界隈に精通されている方もいらっしゃいます笑
こちらはマイタケの原木栽培のご紹介>>
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