家庭菜園に人気のダイコン。

一度に食べきれないほどたくさん育った!という方も多いのではないでしょうか。saien-navi-matome_28_hozon
そんな時は土の中に埋めておくと、新鮮なまま長く保存できるそうです。今回は土中保存を実践したナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビユーザー)さんの投稿日記から「埋め方」と「保存結果」をご紹介します。

 

ダイコンの葉を落として土に埋める

土中保存を試してみたのは「シャンティ」さん。埋めたのはダイコンです。実は「シャンティ」さんは以前もダイコンの保存にチャレンジしましたが、うまくいきませんでした。ダイコンを植えたまま葉を切り落としておくと、2月には土から出た部分が凍ってしまったのです。

そこで今回試したのが土中保存です。NHK番組「やさいの時間」を見て知り、マネをしてみることにしました。

まずは育っているダイコンを抜き取ります。
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そして葉を切り落とします。
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それから穴を掘って、ここにダイコンを寝かせて並べます。「シャンティ」さんが掘った穴は、深さ50cm、幅50cm、長さ1mです。
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最後に土をかけて埋めます。「シャンティ」さんは目印にするために波板も一緒に埋めました。こうすると掘り出すのも簡単だそうです。
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土中保存の並べ方

こうしてダイコンを土中保存した「シャンティ」さんですが、後で間違いに気がつきました。「やさいの時間」では10cm間隔で並べるように紹介されていたのに、ダイコンの量が多かったのでびっしりと2段に並べてしまったのです。果たしてきちんと保存されるのでしょうか?

土中保存した日記を「菜園ナビ」に投稿すると、いろいろな埋め方がコメントで返ってきました。

シャクナゲさん 面倒ですが一本づつ縄で軽く縛って縄の端を地上に出しておきます。掘り出すのにスコップなどがいらず縄の端を引っ張り出せば掘り出せます。

鈴鹿峠さん 穴は大根を立てて10㎝ぐらい埋まる程度の深さに掘って根を上にして立てて埋めています。葉の部分を上にすると芽が出てきますので。その上に肥袋で蓋をして土を盛って保存しています。

かただんごさん 土の中に斜め(45度くらい)に並べ(3本程度)て、隠れる程度(10cmほど)に土を被せる。掘り上げる時は、図の左の方から1本づつ抜くようにすれば、他のダイコンを傷つけることもありません。

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こうしたアドバイスを聞いた「シャンティ」さん、今度また土中保存する時にはそれらを合わせて試そうと考えました。

シャンティさん 来年は鈴鹿峠さんとかただんごさんのアイデアをいただき、尻尾を上と下の両方で、かつ斜め植えで保存してみようと考えています。

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土中保存した野菜の味は?

そして春になり、「シャンティ」さんは土中保存したダイコンを掘り出すことにしました。びっしり2段で埋めたのは12月末、掘り出したのは4月19日です。土から出してみると、どうやら無事のようです。
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「シャンティ」さんが土中保存したダイコンは「まさる味大根」という品種。そして4月には「味一大根」という品種を育てていました。そこで土中保存したダイコンと採れたてダイコンを食べ比べてみると、土中保存のものはみずみずしく美味しかったそうです!

シャンティさん 比較してみるとサラダでは土中保管の方がみずみずしく、美味しくいただけました。

結論です。ダイコンの播種時期、品種を分けて8月末、9月末に播種すれば4月までダイコンが収穫できることが分かりました。 また1月に播種すれば4月~5月収獲が可能で、通年収穫を考えられるようになってきました。

 

いかがでしたか?みなさんもダイコンが採れすぎたら、土中保存を試してみるのはいかがでしょう!
いろいろな並べ方などを「菜園ナビ」で調べても面白いかもしれませんね。地域によっても特徴があるようです。
そしてもし「こんな保存方法があるよ!」とオススメがあば、ぜひ「家庭菜園SNS菜園ナビ」に投稿して教えてくださいね!

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