みなさんはどんな野菜を育てたいですか?

タキイ種苗さんが発表した「2016年度 野菜と家庭菜園に関する調査」では、家庭菜園で作られている野菜のトップ3はトマト・キュウリ・ナスでした。

これらは実を付けて長く収穫できるのが特長です。そこで今回は、ナスをさらに長く秋まで収穫するための剪定方法をお伝えします。

 

ナスは秋にも収穫できる!

今回もナビラー(家庭菜園SNS菜園ナビユーザー)さんの投稿日記からのご紹介です。

ナスの剪定についてコメント欄が盛り上がったのは、「おとんとん」さんの日記。

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おとんとんさん

秋ナスが、じゃんじゃんとれますが、おしりがカサカサです。どうしてでしょうか?

 

「おとんとん」さんのナスは種まきから197日目。収穫するたびに枝を大胆に剪定しています。そうすることで木があまり大きくならず、夏から秋にかけて切れ目なく収穫できるそうです。

これに対して、原因は株の老化か、ホコリダニか、ということに。

 

Naoさん

今回の場合は、ホコリダニのようですね。

 

六実のおじさん

老化はないですか。ホコリダニがつくと、葉などが網の目状になったり、異変が出て、気づくと思うんですがね。うーん。分かりませんね。

 

ロンキチさん

ホコリダニですかね〜

 

ナスを長く収穫するための「更新剪定」

一方で、“収穫をするたびに枝を大胆に剪定する”という剪定方法に注目が集まります。

なぜかというと、家庭菜園でよく言われるのは「更新剪定」という一気に枝を剪定する方法だからです。「菜園ナビ」の「栽培教本」の図で説明してみましょう。

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更新剪定: 8月頃に、葉を2~3枚残し、各枝を切りつめます。追肥はこの時スコップを根本に差し込んで根を切り、付近に追肥します。

 

六実のおじさん

更新剪定すると若い枝が伸びるので、比較的綺麗なナスが収穫できるようです。

 

Naoさん

更新剪定をお勧めしますよ。 そのほうが、木も休まるので、たくさん収穫できますね。

 

とやはり更新剪定はイチオシなんですね。

「おとんとん」さんが実践する剪定方法は「1枝1果法」と呼ばれるもの。更新剪定をすることなく、秋まで途切れずに収穫できるそうです。その方法はこうです。

 

おとんとんさん

主枝を3本くらい選び、ナスビがなっている枝の葉っぱを一枚残して、枝を切ってしまいます。(主枝は切りません。) そうすると脇芽が伸びてきて、花が咲きナスビがなります。この繰り返しです。

 

ナス収穫を途切れさせない、いろいろな剪定方法

ナビラーさんの中には、さらにまた別の方法で剪定をしている声もありました。

 

コンタさん

私のしているのは、お言葉を借用すれば「1枝2果法」ということになるんでしょうか。成り枝の一個目は実のみ収穫、2個目は葉を2枚残して枝を切って収穫です。

これでずっと教わってきたのですが。地域によって多少の差があるんですかね。

 

ぽんたさん

私はコンタさんのやり方を、やさいの時間で見ましたよ(*^^*)
同じようにやってるつもりが、いつの間にか分からなくなってますが、切れることなく秋茄子も収穫出来てます\(^o^)/

 

ゴンちゃんさん

私はどちらかと言うと1枝1果法と1枝2果法の混合かな(^_^;)初期の頃は1枝2果法でその後混みあってくるので、1枝1果法を入れたりしています。更新剪定すると途中で切れちゃいますからね!切れまなく収穫できて、枝の勢力を保ちながら栽培できる良い方法だと思っています。

 

ロンキチさん

話に出てるのは、連続摘芯栽培かな? ナス農家の基本剪定ですね。

 

コロリンさん

ナスの剪定はいろんな意見がありますね。夏に剪定の事で仲間同士の意見が合わなくて、農協さんが仲裁に入って、更新剪定と切り戻し剪定について学びました。

どちらの栽培方法でも良いようですが、こちらでは2本仕立ての切り戻し剪定をしています。収穫も途切れなくていいですよね♪

 

方法はいろいろとあるものの、剪定をすることが長期収穫につながるようです。みなさんも自分にあった剪定方法を探してみてはいかがでしょうか?

例えば今回登場した方法や、ナビラーさんを「菜園ナビ」で検索してみると、詳しい栽培日記がきっと参考になるはずです。ぜひ試してみてくださいね!